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2019年10月13日日曜日

Kyushu Debate OpenにおけるEquityの取り組み

QDOにおけるEquityの取り組みをご紹介します。

・Equity Policyや、それに限らない大会の質向上の取り組みは不可欠だと思っています。
・QDOのEquityに関する取り組みも完璧ではないと思いますし、今後の改善の余地も多々あるかと思います。
・もちろん可能な限り多くの取り組みが導入されることは望ましいかと思いますが、お読みいただければわかるかと思いますが、すべての大会で全部を行うことは実現可能性上難しいこともあるかと思います。
・何かあれば、akにまでご連絡ください。(akの私見・最終決定が多々あるため、コミやほかのACの責任ではございません)

まずはEquityに関するスライドを共有いたします。



以下、各種取り組みに関してWhat?=何を行ったのか、 How?=ほかの大会で行う際のポイントなどをご共有します。

【1. Equity全般のの予防策】

A. 国際的なEquity Briefingの活用
(What?)HKDO、CBP等NEAで広く活用されており、ヨーロッパ・SEA・オセアニア等幅広い地域のEquity Officerにより運用されているEquity Briefingを採用しました
(How?)既に国内にあるEquity Briefingと大きな差はないと認識しているので、最新版の活用+それのアップデートが良いかと思っています

B. Equity Officerの選び方
(What?)Equity Officerの経験があるand/or運用に詳しい、韓国/中国/日本国籍の方計3名にお願いしました。また、これらとは別にCAP Equity Officerを1名任命し、モーションに関するEquity Violationが起きないように努力いたしました。なお、結果的に3/4名が女性でした。
(How?)上記の条件ですと、Equity Officerを務められる方が限定的になってしまう+その方々に負担が集中してしまうリスクがあるため、母数を増やす、未経験者/経験者のバランスをとる等の工夫は必要だと思っています。(=Best Effortでの対応になることが多いかとおもいます)

C. IA/ACの選び方
(What?)ディベート/ジャッジの実績に加えて、①地域/言語/ジェンダーのダイバーシティ、②過去のEquity Officerの経験の有無(6/7人がEquity Officerを経験)、③SDGsへの過去・将来の貢献可能性に関する記載を勘案して選出致しました。
(How?)国際大会である特性上、特にその候補者が多かったため実現しやすい点はあったことに加え、③はQDOの特性でもあることに留意は必要だと思いました。(=Best Effortでの対応になることが多いかとおもいます)

D. 全参加者のTerms of Conditionsへのサインへのお願い
(What?)WUDC等の国際大会の取り組みを参考に行いました。幾つかの項目がありますが、犯罪行為や反社会的行為があった際に大会から追放させていただく旨も書かれています。
(How?)こちらは、九州大学の法務関連の職員の方とも相談しながら作成したものであり、0から各大会で作成することは難しいかもしれません。もしかしたら、共通テンプレートの作成等が良いかもしれません。

E. Motionの選び方
(What?)Motion Discussionの際に、Is this fair?  Is this interesting? のような問いに加え、Could this be triggering/offensive?という問いも考慮しました。結果的に、少しでもリスクがある場合はTrigger Warningを出す、劣後するなども行いました。
(How?)何をもってOffensive, TriggeringなのかはACの中でも議論が分かれ、絶対的な答えがありませんでした。今回はComplaintがありませんでしたが、もし発生した場合でも、「完璧にすることはできない」ことへの理解を示しつつ、プロセス評価を行うことの重要性も感じました。
なお、テクニックとしてモーションをあえて抽象化する、wordingを一つ一つ練る、のような時間がかかることにはご留意ください。AC未経験者がACとして参画することを躊躇する、のようなリスクもあるのではないかなとやりながら思いました。

【2. Iron Personing/Opt Out】

A. In-Round(予選)におけるIron Personing/Opt Outの運用
(What?)"in cases of medical/deeply personal reasons"において、モーション発表後3分以内にACにご連絡いただければ認めました。
なお、deeply personal reasonsを詮索することはしないことを約束する一方で、単なる好き嫌い等で利用することは行わないようにメッセージを発させていただきました。
具体的なブレイクへの影響等はBriefing資料をご覧ください。
結果的に、Iron Personing/Opt Outは一度も発生しませんでした
(How?)運用のためには、多くのシャドウの方の準備が必要でした。QDOでは、運営の工数が必要で、かつ九州地域で行われる唯一の最大規模の大会であることから、シャドウの人数が限定的になる傾向にありました。
今回は、未経験者の1年生等に頭を下げて行うことにもなる可能性があったほどです…。最大で6人のシャドウを準備しつつ、さらに数名がOpt Outした場合は、10名程の余裕があるかどうかにもよるかと思います。
また、QDOはディベート未経験者の方やオブザーバーの方もいらっしゃり、かつ教室の使用時間も厳しいことから場合によっては混乱も予想されたため、導入に際しては議論がありました。

B. Out-Round(ブレイクラウンド)におけるBack-up Motions/Swing Teamの活用
(What?)予選と同じような状況になった場合は、別モーションを出す準備をしていました。(また、状況によってはSwing Teamによるラウンド)
結果的には、発生しませんでした。
(How?)運用のためには、モーションのバックアップを多く準備しておく必要があります。テーマでの被り等も勘案すると、3-4つ以上のBack Up Motionが必要になるかと思い、ACへの負担はあるかと思います。

【その他Q&A】
Q. AC以外のEquity Officerによるモーションの事前チェックは?
A. こちら、AC内でも議論したのですが、今回は見送りました。その理由としては、①CAP内のEquity Officerを任命することで、そのチェック機能を最大限確保したのと、②参加者が「Equity Officerも大丈夫だと感じている」前提でモーションを見た際に、本当にTriggering/Offensiveの際にOpt Out等をしづらくなるリスクが否めなかったのと、③ACの責任である部分が、Equity Officerに関しても責任範囲が広がってしまう(=Equity Officerの過度な負担のリスク)ことを感じたからです。
ただし、今回の大会ではこのように考えたので、他の大会でもそのようにすべき、という論調ではないことにご留意ください。

2018年11月26日月曜日

弁論ブログの「アロケーター」記事からakが受け取った3つの問いかけ

最近、キエフ弁論同好会さんが素晴らしい記事を連発しており、更新がとても楽しみです。

特に今回の記事「役職「アロケーター」がいてもいい気がしなくも無い」は、反響も大きいようです。ポイントとしては、従来ACは全ての役割(モーション作成、ジャッジ、アロケーション等)を等しくやると想定されてきていたが、大会運営を効率化するためには「アロケーター」としてアロケーションに専念する役割分担をAC内で行うべきでは、という問いかけです。(もちろんすべての大会で毎ラウンド行うべきか、というのは別の議論でしょうが。)

これだけでも当然示唆深いのですが、背後にある問いかけをさらにak的に深堀りすると、3つの問いかけを見逃してはいけないのではないか、と思いました。

1. 「AC」のベストプラクティスをコミュニティとして引き継ぐ工夫が必要ではないか?
まず、この記事で暗に私が注目しているのはN西さんの存在です。私も一度ご一緒したことがあるのですが、N西さんはまさにAC・コミの両輪どちらでも秀でている能力があり、大変すばらしいと思っていてこの大会でも素晴らしい貢献を果たされたのだな、と思っていました。一方で、ツイッター等の反応を見ると「このような制度は知らなかった」という声及び「この制度って他でもやっていませんでしたっけ?」という一見相反する声があります。これは、「ベストプラクティス」(wikiによると、ある結果を得るのに最も効率のよい技法、手法、プロセス、活動など)がコミュニティとして共有されていないことを示唆していると思いました。

もう5年以上前のことになりますが、私の同期にもAC・コミどちらをとっても優秀なディベーターがいました。彼と一緒にACを行った大会では全て「アロケーター」なる役割が当たり前に存在していました。どこかでやったことを聞いた人、もしくは思いついた「ベストプラクティス」がコミュニティ全体にいきわたれば、reinvention of the wheelも起きないのにな…と思いました。

その意味で、今回のブログは素晴らしいです。まさにコミュニティへの「公共財」を提供することで、ベストプラクティスを共有しているので。Fantasticですね。

2. 「アロケーター」が解決している課題は他の方法でもさらに解消する工夫ができないか?
アロケーターがSolutionだとすると、背後にあるProblemは「遅延リスク」や「ACがスピーディに帰って来ざるを得ないためフィードバックを受けられないリスク」等に当たるかと思います。これらはアロケーターで解決できる部分もあれば、それ以外の方法も取ることでより効果をあげる、というケースもあるかと思います。(また、ジャッジがいなくなってしまう、のようにアロケーターのデメリットを鑑みて採用しない場合の代替案にもなりますね)
例えば、アロケーション周りでakがよく経験した遅れるパターンはパッと見ても下記があります。

・事前にアロケーション・フィロソフィーを決めていない
(最後の方になって、この部屋にどのジャッジを入れるかでもめる、等)

・「質」と「速さ」がトレードオフの際過度に「質」を優先しすぎるアロケーション・フィロソフィーになっている
(例えば、Round 1の結果をすべてRound 2に反映する、等)

・アロケーションのインプットとなる情報をそもそも得られていない
(オフライン・タブの場合はランナーの配置方法等、オンラインの場合はそれとタブとの連携)

・アロケーションの最終責任者を決められていない
(ブログにも少し書かれていましたが、例えばそれはCAなのか、それともDCAのだれかなのか、等)

・(もしアロケーションを全員でやるのであれば)ACを近い部屋にアロケートできていない
(最新のTabだと、部屋もいじれるようですね)

これらともセットでより効率化を目指すことはできるのではないかな、と思います。
そういう意味で、以前取りあげたRyoso Cupも素晴らしいですね。アロケーションが相当に合理的に決められています。

(これは、ある種「大会のコンサル」をakが行った際に作成した「Debate Tournament Frameworkから見た Ryoso Cup 2016、Momiji Cup 2016」の成果物のP.9-10にも引用させて頂いております。(記事はこちら))

3. ACの「役割分担」はアロケーションに限らず考える余地はあるのではないか?
アロケーションはもちろん役割分担を必要に応じてするとして、それ以外の役割分担もセットになるかと思います。

例えば、Adjudication Core Manualでは、ACの仕事をCommunication, Rules/Guideline, Allocation, Motions, Seminar, Presentationの6つに分けています。(5つめと6つめは大会によって異なる)

例えば私が常にベストプラクティスだと信じてやまないLokeの大会ではこの分業も徹底されています。私がこの前行った大会でも最初に役割分担が徹底されました。
具体的には、下記のような役割分担がなされました。

・コミ・参加者とのCommunication=Lさん、(当日の対ジャッジはBさん、ak)

・Rules/Guideline作成・プレゼン=Pさん、Rさん、Jさん、ak

・Motions=リードはBさん、(それ以外も自然に精緻化する人、ディスカッションをファシリテートする人、EFL/ESL等の観点からaccessibilityを確認する人等、ディスカッションをしているうちに自然に役割分担がされました)

・Allocation=草案はTabのGさん、FinalizeはJさん/Hさん
(ポイントは、Tabが相当に世界トップクラスの方でACも何度も行っている方なので、ほぼ草案が通るらしいです。これも示唆深い)

・Presentation(モーション発表スライド、マッチアップ等)周りを奇麗にする役割=Tさん

これらのLeadはCAが行う、もしくは経験者の方がCAにこっそり耳打ちする、とかがいいのかもしれません。


取り急ぎ以上となります。
アロケーターはオプションの1つとして広まることを願いつつ、これら3つの問いに関しても併せてご参考になれば幸いです。

ちなみに蛇足ですが、ブログ記事があると、色々それをもとにインスパイアされるのでいいですね。弁論ブログさんの記事があったおかげでここまで書けました、改めて感謝です。たぶんブログが活発になると、こうやって「ブログ間のディスカッション」とかも増えていい気がします。

2017年12月27日水曜日

[BP Novice West 2017] より良い大会にするために~ニーズ起点のビジョン/施策の検討~ 内部資料の公開

BP Novice West 2017においては、Tournament Directorの北田さん、Chief Adjudicatorの大村さんをはじめとした皆さんのパッションにより「より良い大会づくり」にチャレンジしました。

具体的には"3E Tournament (Efficient, Equal, Educational)"という大会ビジョンを掲げ、タブの効率化、運営側による内輪ネタの最小化、ジャッジセミナーの実施、"Handbook"の作成、ジャッジアセスメント等、多くの新しい具体的な施策を行いました。

具体的な様子はこちらになります。
http://blogjpdu.blogspot.jp/2017/12/bp-novice-westtdca.html

その際、内部でChief Innovation Officerを務めたakが作成したディスカッション用資料が下記になります。Chief Innovation Officerはアンケートの実施・分析、議論のたたき台としての資料づくり/ファシリテーションを担当しました。そして、TDの北田さん、CAの大村さんをはじめとしたコミ・AC全員でディスカッションし、最終的に全員で大会のビジョンを策定後、具体的にタスクを割り振って実行致しました。他の大会でも参考になるかもしれないと思い、その一連のプロセスで使用された資料をこちらで公開します。

第1回検討資料
https://drive.google.com/file/d/1hjTDQCHyUDLy8KO1JtahbVowVFwnJTpI/view

第2回検討資料
https://drive.google.com/file/d/1PVnHiBZqjvxv5bcDSrG9fzRF-LJ8UpY9/view

至らぬ点も多々あったかと思いますが、引き続きより良い大会づくりやアクティブ・ラーニングの向上に寄与できればと思いますのでご指導・ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月27日火曜日

[KK-Cup支援資料] Debate Tournament Frameworkから見た Ryoso Cup 2016、Momiji Cup 2016

KK-Cupでアドバイザーを務めさせていただいているのですが、

”どうすれば参加者にとって良い大会となるのか?”というディスカッションを重ねてきました。

その一環で、2016年のMomiji Cup、Ryoso Cupの先進的な取り組みのポイントを纏めることで、KK-CupにおけるAC/コミッティーとしての取り組みの意思決定を支援しようという意図で資料を作成しました。

KK-Cupではすでにコミ内ではこのフレームワークに基づいて、他に何ができるか?という議論も行ってくれているようで、とてもうれしい限りです。

本来内部用に使用する予定だったのですが、ぜひとも他の大会や今後のコミュニティ・ビルディングにも参考になればということで、公開する運びになりました。

KK-Cupはもちろん、Momiji Cup、Ryoso Cupの関係者の皆様には心より感謝いたします。
今後もversion upしていきたいので、コメント等ございましたらどうぞよろしくお願いします。

【KK-Cup 提出資料】
https://drive.google.com/file/d/0B2FdLgQU6sgDZi1USFpxSElfNE0/view?usp=drive_web

【KK-Cup TD発表資料】
https://drive.google.com/file/d/0B7eiFfJQU3esNnU1Y21ROHB1Vkk/view

2016年12月21日水曜日

2016年11月28日月曜日

大会におけるジャッジに関する工夫集

大会の1参加者であるジャッジですが、大会によってさまざまな工夫がなされているようです。
すべての大会でできるわけではありませんし、ACのPhilosophy等にもかかわってきますが、今後「ジャッジにとってもいい大会にしていきたい!」と思う際に、参考になるかと思い、まとめます
それぞれのpro/conもあると思うので、あくまで参考として、これはいいな、と思ったのを採用したり、制度化したりしていく、のがいいかなと思います。

今後もupdateするかもしれませんが、ほかにもしご存じでしたらぜひ情報提供お願いします!

(過去の関連投稿は、こちらやこちら等)


ジャッジ資格/ブレイク資格関連
■ ジャッジに関するセミナーの参加 (BP Novice等複数大会)

■ 1年生からジャッジ参加可能  (複数大会)
ジャッジプールや、1年生の参加機会等の懸念もあるようですが、ありだと思っています。

■ ジャッジブレイクの基準の公開 (複数大会、Ryoso Cup 2016等)
X点からブレイク、ジャッジテストの位置づけ、ACからの評価等の位置づけなどを語ることは公平性の観点から重要かと思っています。

ジャッジテスト関連
■ ジャッジテストをFeedback・点数付きでの返却 (複数大会)
シンプルですがこれは有益です。一人ひとりに対してFeedbackを書くのは正直骨が折れる部分もあるのですが、自分のジャッジのどこが良くてどこが良くないのか、個別化して書いてくれるのはとてもありがたいです。

■ ジャッジテストのAC見解の事前発表 (複数大会)
これはそのままですが、比較できるのでありがたいですね。

■ ジャッジテストの平均的見解の公表およびACのコメントの発表 (紅葉2016等)
紅葉であったことですが、ある種上の2つの中間をもとりにいっているともいえるでしょう。また、コミュニティとしての「癖」に対しても抽象化して伝えることができるメリットもありますね。

ラウンド関連
■ 評価項目の複数項目化 (春T 2014、Ryoso Cup 2016等)
結局1-10という部分だと、ジャッジのどこがよくてどこがよくないか、より厳密な評価ができづらいから、とい意図ですね。

■ チェアー、パネル全員がRFD説明、ディベーターからフィードバック (UADC、Golden Cup等)
時間の制約だけがネックですが、全員がディベーターから説明を受ける点でフェアですね。なお、説明の際、ほかのジャッジは退室するとか。

■ ブレイクラウンドもジャッジ評価 (春T 2014)
ブレイクしてどのラウンドまで見てもらうのか、という評価材料を増やそうとした意図です。

■ パネル同士のフィードバックも行う (不明)
チェアー→パネルだけではないということですね。ありだと思います。

■ チェアーがパネルにジャッジのフィードバックを行う (春T 2014)
ちゃんと制度的に行えなかった部分が反省点なのですが、有益だと思っています。

■ BPディスカッションも含めた動画公開 (BP Novice 2016関西予選、関西セミナー等)
どういう風にディスカッションが行われたのかは相当有益ですよね。ある種、ブラックボックス化しているわけですし。

アロケーション関連
■ 多様な部屋のジャッジ (WUDC等)
いわゆる、トップラウンドからビンラウンドまで、それぞれのラウンドの難しさや意義がある中、すべてを経験することはプラスかと思います

■ 多様なジャッジとのジャッジ (複数大会?)
できるだけ、同じジャッジとジャッジしないように配慮するACもあるようです。また、個人的にも、いいジャッジをsubsidy等で呼んでいる場合は、できるだけ多くの人が経験できるように配慮することもありました。

大会後関連
■ ジャッジの点数公開 (複数大会)
各ラウンドで出すのか、等の議論の余地はありますが、基本的には行う必要があるかと思います。また、個人的には大変ですが、複数項目がある場合はそれに紐づいて出してあげるほうがいいとは思っています。

■ フィードバックシートの返却 (土筆、Ryoso 2016等)
フィードバックシートを返却してあげると、何ができて何ができていないのかなどがわかるというメリットはあるかと思います。また、コメント付きだとなおさら。最初はopt out制とかも必要かもしれませんが。(クレーム系は、ACに対してのみ行いたい場合等)


(N.T.さん情報提供ありがとうございます!)

2014年11月1日土曜日

ジャッジテストの採点プロセス

ジャッジテストを受ける人にとっては、ジャッジテストがどのように採点されていくのかが気になる、という声を何名かの方に頂いたので書きたいと思います。

ジャッジテストは最初のアロケーションを決める、そしてその後のジャッジブレイクにもかかわってくる重要なファクターなのですがどのように採点されているのでしょうか。ここでは私がACだったときの話や、他の人がACをしているときのやり方をベースに書かせて頂くので、全員のACにおいて当てはまる話ではないと思います。

1. ジャッジテストの採点方針を決める
ACとしてどのようなところに気をつけてジャッジテストを採点するのか話し合います。例えば、以下のようなことが決められます。

・Voteがどれ程ACとあっているのかを重要視するのか?(UADCだとこれはかなり重視される傾向があるようです。また、BPの大会ですと「このチームが1位なのはクリアだが、2・3・4位はクロース」のようにグラデーションをつける場合もあります。だいたいReasonをかなり重視する形には落ち着いている気がします。)

・どこを見るか?→ちゃんとScoringまで総合的にみよう、等

・この際、2-3個ジャッジテストを全てのACが見ることによって点数基準を揃えます。その基準点をベースに採点を行います。

2. AC 2人が採点

・コンフリクトに気をつけた上でACの1人が、採点者としてAC2人をランダムに振り分けていきます。

・大会によってはジャッジテストを記入した人の名前をわからないようにして番号を振り分けます。(ABP, UADC, NEAO等)

・点数とコメントをつけて、Google Docs上のスプレッドシートに書き込みます。自分の分が書き込み終わったら背景を黒にしてもう一人の採点者が見えないようにします。(だいたい実際のAdjudication Feedback Systemに準じて行います。ex. 論理的か?包括的か?具体的か?等...)

・2人の間で大きな点数差があったら話し合うか、3人目のACが見て最終的な点数を決めます。

3. (返却)

・大会によってはジャッジテストを添削やコメントという形で返却します。
私見ですが、特に「ジャッジの権利」や「学ぶ機会の提供」「アカウンタビリティ」などさまざまな観点で行うべきだと思います。

・また、全体的なコメントとしてAC見解を出すこともあります。



なお、この後のプロセスは、こちらになります。

2014年10月26日日曜日

Personal Conflictに関する提言

そういえばなんですが、Personal Conflict制が日本も定着してきたと思います。
Personal Conflictのみで運営する大会も増えました。

ただ、現行の制度にはいくつか問題がある気もします。
(特定の大会を批判しているのではなく、僕自身過去にやれなくて反省していてしっかりと最近思いついたりしたので書いてみました。)

① ディベーターがConflictを申請できない
確かに、Conflictが多すぎるようになってしまうようになってしまうかもしれませんが、とはいえディベーターが申請できない状況は不条理な気がします。

② Hard Conflict/Soft Conflictの概念があまり使われていない
この概念は大会によっても使われ方が違うのですが、「絶対だめ」という場合と「極力避ける」というグラデーションをつくるのも重要な気がします。
例えば「このチームは見れるとは思うけど、できれば外してほしい」というニュアンスを考慮できないかんじです。これがあれば、ACのアロケーションの柔軟性も向上しやすくなりますし、Conflictを申請しやすくもなります。チェックは大変ですが。。。

③ 恋愛関係・雇用関係・過去の敵対関係は考慮しているものの、それと同じくらい仲良くね?やばくね?という状況を包括できていない。

海外だとコーチ関係や"substantially involved in that institution/individual"というのがあるのですがそれがないし、一定の基準もない→つくってみるのもありかもしれない。

例えばこういうのになるかもしれません。もれがあるかもしれないのと、時間間隔は適当なのでもう少し調整は必要ですがたたき台ということでお許し下さい。

Guideline of Personal Conflict 案

1. 過去の恋愛もしくはそれに準ずる関係
2. 雇用関係、もしくは同僚関係
3, 過去の個人的な問題が生じた関係
4. その大学/個人に相当程度かかわっている関係
(a) 現状のコーチ
(b) その大学の正式な練習の1/2以上に参加している関係
5. ディベーターのパートナー
(a) 過去3ヶ月以内に一緒に大会に出た
(b) 過去24ヶ月以内に3回以上一緒に大会に出た
(c) 次1ヶ月以内に一緒に大会に出る予定がある
6. ACを一緒に行った
(a) 過去3ヶ月以内に一緒にACを経験した
(b) 過去24ヶ月以内に3回以上一緒にACを経験した
(c) 次1ヶ月以内に一緒にACを経験する予定がある
7. その他、ACが全会一致で、「このジャッジがいることによって他のディベーターが著しく不合理に感じる」と判断したとき


1. Past/current romantic/physical relationship  
2. Employment/Co-working relationship
3. Past personal problems
4. Substantial involvement of that institution/individual
(a) coaching that institution
(b) attending more than 1/2 of official practice session of that institution for past 3 months
5. Debating partner in recent tournament
(a) attended a tournament with him/her in past 3 months
(b) attended a tournament with him/her for more than 3 times in past 24 months
(c) planning to attend a tournament with him/her in next 1 month
6. Adjudication core member in recent tournament
(a) worked as a part of adjudication core with him/her in past 3 months
(b) worked as a part of adjudication core with him/her for more than 3 times in past 24 months
(c) planning to work as a part of adjudication corew with him/her in next 1 month
7. Any other circumstances where adjudication core unanimously believe that other debaters feel disproportionately unfair

2014年10月21日火曜日

定性的な評価を入れる場合のACのやり方

twitterのこぴぺです。読みづらかったらご了承下さい。

定量的な評価だけで決めるべきというスタンスではなく、定量的・定性的にジャッジブレイクを決めよう!と考える場合のACの場合どのような風にジャッジブレイクを決めればいいのでしょうか。リクエストがあったので書きたいと思います。

まずジャッジテストを採点します。当然ですが、コンフリクトがないAC2人等複数人で採点しつつ、(もし可能ならブラインドにし誰が書いたのかわからない状況にして採点)、大きな触れ幅があれば3人目のACが見ます。それをもとに点数ランキングをつくります。

(1)部屋数を計算し、何人チェアーが必要か計算します。(2)ブレイクラウンドが何部屋あるかを元に、ジャッジブレイクのだいたいの人数の目安を議論します。(3)必要に応じて、Shadow ACのように、信頼できるジャッジをACでコンセンサスをとります。

(1), (2)を元に、おそらくブレイクかブレイク落ちのボーダーになるのではないだろうかという人を最初に大体目安をつけます。大きめにとることが重要です。このあたりを「要チェックリスト」人員とします。

「要チェックリスト」人員をACが見ていきます。(R1から見たほうがいい場合は見ます)。そして、この「要チェックリスト」は適宜ディベーターからのフィードバックや点数を確認しながらアップデートしていきます。

必要に応じて「要チェックリスト」を絶対みたい、できれば見たいに分けたり、再チェックリストをつくったりする工夫もできます。経験則上、それを4ラウンド繰り返すと、少なくともBPでは大体の場合ボーダーになる人には定性的評価が存在することが多いです。

また、定量的な評価ともトレードオフにならず、あえてAC等がパネルにまわってディベーターの点数をみることもできます。また、トップルーム等難しい部屋も見れるかの確認もできます。

他にも色々な工夫の仕方などはあると思いますが、定性的な評価も含めたACを行いたいというのはこういった工夫を施すことがあります。他もあると思いますが。海外だと、HKDO 2012だとか、Australs 2014とかがやっているみたいです。


<補足>すみません、かなり大事なことを失念していました。定性的な評価を入れても、個人的には定量的に点数が高い人は絶対ブレイクさせます。トップ10人とか、20人とか、事前に決めてありますが。定性的評価が入りうるのはボーダーだというニュアンスです。

2014年5月17日土曜日

モーションの作り方④(終) Motion Philosophy

いよいよこのシリーズも最後になりました。
モーションの作り方なのですが、最後に実は一番最初にカバーしておくべき内容を書きたいと思います。

それは、「Motion Philosophy」という考え方です。

僕は、MotionはAdjudication Coreからのメッセージ性があると考えています。
どのようなメッセージ性を込めるかは各ACの好みでもあると思いますが、限られた大会の中でACをやる以上、僕はそれなりの責任があると思っています。(ちゃんと出来ているかどうかは分かりませんが。)

したがって、僕はモーションに関して哲学を持とうと思っていますし、そういうことを早い段階でACと共有しようと思っています。

具体的にMotion Philosophyというのは、その大会で、このACが、どういった問題意識を抱き、どういうことを得て欲しく、ディベート界に何かしら正の遺産を残せないかという問いに答えていく営みだと思っています。

それは、具体的には
①ACがどのような問題意識を持っているか?
・自分がディベート界に足りないと思っているものは?
・今のモーションに足りないものは?
・日本人がさらに活躍できるには?
・僕ら・私たちが出来ることは何か?

②この大会の参加者は何が必要か?
・参加者は何を求めているのか?
・参加者が今後必要になっていくものは何か?

というような問いに答えていくのではないでしょうか。

例えばですが、一番最初のCAは僕はPre Icho Cup 2011なのですが、その際「基本に大切にしっかりすれば思いつくモーション」をコンセプトに、新2-3年生の基礎の確認になればと思って出しました。
最近の春Tでは(少なくとも僕は)世界中の色々な話を知ってほしい、でも背後にある対立軸をおろそかにしておしくないというメッセージがありました。その理由はこの前他のところにも書いたので割愛します。

また、Gemini 2011では「難しいモーションも出来るようになって欲しい」というACの願いが込められていたと聞きました。

こうしたMotion Philosophyがあると、その後モーションを選ぶ際にも取捨選択の軸になりますね。

最後に、少し脱線するのですが、モーションというのは参加しているディベーターだけではなく、将来のディベーターにも影響します。なので、しっかりとしたPhilosophyがあるといいんじゃないかなぁと個人的には思っています。

2014年5月12日月曜日

モーションの作り方③ 最終調整

いよいよシリーズ第三弾です。

モーションの公平性が担保できたら、次は最終調整です。具体的にはどのようなことをするのでしょうか。

(1) モーションのwordingを最終調整
大事なのは、「初めてこのモーションを見た人が、モーションの意味が分かるか?」「変な抜け穴がないか?」というところです。「こういう範囲のディベートをして欲しい」ということに関して混乱しないのが重要です。

春Tの例を挙げます。
THW outlaw suicide tourism for non-residents. というモーション候補がありました。
ACとしては、基本的には安楽死したい人ができないから海外に渡航する」みたいなイメージでした。海外で臓器移植したりするようなニュアンスですね。

ただ、ニュアンスとしてあったのが、「安楽死が違法の国からきている人」というところでした。それをもう少し明確化したかったため、以下のような変更点を加えました。
THW not euthanize travellers from nations where euthanasia is illegal.

くだらない抜け穴として"non-residents"でも安楽死が合法化されていたり・・・とか変なクレームとかごちゃりを避けることも少し意図としてはありました。

なお、人によってはwordingをかっこよくしたり、短くすることを目指す人もいるようです。僕も紅葉杯の反省から短くしようとしています。。。笑

(2) モーション全体のDiversity
個々のモーションがよくても、全体として偏っているモーション群というのはよくあります。
例えば、ラディカルなモーションが多かったり、CJSが多かったり……というものです。
テーマがかぶっていたり、動詞がかぶっていたり、対象がかぶっていたり、対立軸がかぶっていたり、といろいろな「かぶり」が想定されます。したがって、色々なモーションが無いのであれば必要に応じて特定の分野を考えたりするのも重要です。

どうしてもという時に、もし仮に似たようなモーションを出す場合は、できるだけ離して出しましょう。(予選と本戦等)
また、最近大会で出ていないかのチェックもここで入ります。

(3) (Asianの場合)3-motionの中の公平性
これはAsianに特有な話ですが、3モーションが並んだときに「実質1モーション状態」が起きていないか調べるのが大事です。
つまり、govだったら絶対これveto、oppだったらこれ絶対vetoとか。
また、2つ以上vetoしたいのが並んでいないか、などという点を確認することが肝要になります。

僕がACの時にやるのは、各自がgov, oppで1,2,3のランキングをつくってみることです。
ここでの考えがばらけたり「これは好みだな」という状況であれば大丈夫だと思います。
3-motionは特にACの自己満モーションをいれやすくなるので(経験談)気をつけましょう。

(4) ラウンドのアロケーション
また、どのラウンドにどのモーションを出すのかというのも重要になっています。
ちまたでよく言われる内容はこのようになっていますが、必ずしもそうである必要はないと思います。ACでぜひとも話し合ってください

・R4(予選最終ラウンドは最も公平なモーション
bubbleであるため、最も公平なモーションが求められます。

・OF(本戦初戦)は難しいモーション
実力があるチームとそうでないチームを振り分けるため、難しいモーションが望ましいとされています。

・GFは、ACの色が出るモーションや、最近ホットな内容
ex. HKDO 2012のban the publication of opinion pollは、その当時アメリカ大統領選挙があってホットで、ACの満場一致でした。
BP Novice 2011の THW ban expressions which glorify assassination.も、当時assassinationがほっとでした。
JPDU Spring Tournament 2012の時に古典が3つでましたがあれはACの「基本に忠実に話すこと」
というメッセージがありました。

・R1はwarm up的なモーション
古典や、わかりやすいモーションを好む人がいます。朝一なので。
ちなみに僕はR1から飛ばす方が好きです。


という感じになると思います。いかがでしたでしょうか。
実は「最終調整」というタイトルがありますがまだ続きます。そもそもモーションを出すとき何を最初に考えているかという話があるので。
続きます。

2014年5月2日金曜日

モーションの作り方② 公平性を担保する


アイディアが面白くても公平性が担保されていない場合があります。結局ディベートで一番重要なのは公平性だと僕は思いますし。
このままじゃGov/Opp(ないし、Closing)に有利・不利という可能性があります。

基本的にはAsianでもBPでもそこまで変わらないのですが、BPの場合"depth(richness)"という概念が登場するので、それだけ別で後で書きます。

では、公平性はどのようにして考えればいいのでしょうか?
僕の中でちゃんとした答えはないのですが、Gov/Oppでしっかりプレパしてみるとことだと思います。

ここで、調整していくものとして例えば

・動詞に注目する (ban⇔何かしらのregulate等, force⇔allow等)
・Value motionにしてみる (It is legitimate to, THBT...)
・Assumingでburdenを減らす (Assuming that both options are available...)
・対象をコントロールする (all⇔some、抽象的⇔具体的)
ということもありだと思います。

また、Oppのstrategicなカンプラ、スタンスによって死なないようなwordingであるかも重要になります。

プレパしてみると分かりますが、片方のインパクトがどうしても弱い場合があったりとかもします。
なのでAC会議でも「この話にどうやって対抗するの?」という答えはある程度出ないとあんまり良いモーションではないのかもしれません。


BPに関してはですが、5-6個各サイドで分析がでるかどうかを必ずチェックするのが大事だとよく言われています。(僕がACに入ったときは全部5-6個出ることを確認してから出しています)
そのためにキーワードをちょっと1個増やしてあげたりするとかで話が広がることもあります。
(主体を入れてみたりする等)

また、補足ですが場合によってはinfoslideを作ることも必要でしょう。対象として、キーワードや、backgroundをinfoslideにのっけることが多いと思います。

2014年5月1日木曜日

モーションの作り方① 最初のアイディアの出し方


巷では、最終的に公平性やダイバーシティを重視しながらモーションをつくろうというような事が書いてあります。かなり僕自身も参考にしていて、モーションがある程度出た後どうやって吟味していくかはすごくよく分かりました。
(ex. Shengwuのブログ等)

でもここでは、「そもそも最初のアイディアの出し方」に関して書こうと思います。そういう記事を書いている人って今のところみたことがないので。

あくまで我流ですので参考程度にお願いします。
また、アイディアを出した=そこから必ずしも良いモーションになるとは限らないので、僕の没モーションは悲惨なことになっています……。
大事なのはとりあえずアイディアベースに最初出してみてみるところってところだと思うので、(ブレストはたくさんしましょう)ちょっと書いてみますね。

(1) 新聞記事、雑誌の記事、本等を少し読んで、「problem」を考える
これは完全にTateの受け売りなのですが、HKDOでTateがどんな風にモーションを考えているか聞いたところ「どうすればこの世界がもっと良くなるのか?」という視点を持つことが大事らしいです。
となると、何かしらの「problem」を考えるのが大事なんだと思います。

例えばですが、先日三鷹のストーカー事件ってありましたよね。それから気になってストーカーのドキュメンタリーを見てみまり、ちょっとネットで調べてみました。
そこで知ったのは現行の法律だと、ストーカーに関しては例え警察に相談しにいってたとしても、最終的には被害者の同意がないと動けないとのことでした。
だいたいストーカーというのは第三者ではなく、もともと自分の元恋人だったりするわけで非常にジレンマに陥るとのことです。その間にストーカーの被害がエスカレートしてしまうこともあるとのこと。
「これって問題なんじゃないかな?」と思って生まれたのが以下のモーションです。

THW allow the police to act (ex. warning, prevention measures) regarding the stalker without victim's consent.(JPDU Spring Tournament 2014 R4)


(2) problemの解決方法を考える(動詞・制度に着目)

problemが分かったらrectifyしないといけません。その方法として着目するのが、「動詞」や「制度」だと思います。
例えばよくありがちなのが、何かあったらbanしておこうという考えです。

一つ例をあげます。EUって人権守っている主体のはずなのに、ネオナチとか極右の政党が台頭しているけどいいのかなと。
そこで、廃止しようと思ってつくったのがこのモーションです。(Sharmilaも気に入っていて本当はHKDOで出す予定だったのですが、opinion pollの方がホットだったので見送られました。)
THBT EU states should ban ultra-nationalist/far-right political parties.(Ryoso Cup 2012 GF)

でもban/legalizeって結構extremeなんですよね。なので、他の「動詞」や「制度」を考えてみます。
「あ、この制度使えるじゃん!」シンプルな例を挙げます。なんとなく日本って医療モーション少ないなぁと思いながら医療訴訟とか調べていました。
そういえば産婦人科とか今少ないらしいなぁ、でもありきたりなモーションばかりだなぁと思っていました。
(ex. THW make juries of malpractice litigation comprised by doctors. 等)

なんか無いのかなぁと思って調べていたら、ニュージーランドのACCという試みがあるというのを知りました。
「あ、これいいんじゃないかな?」と思ってかつ、基本的な対立軸は過失責任と無過失責任になるなと思いつつ、そのまんま安直ですがモーションにしてみました。
THW introduce ACC (Accident Compensation Corporation) scheme in doctor-patient relationship.(JPDU Spring Tournament 2014 OF)


でもやっぱりまだレベルってあがりそうですね。オリジナル感が欲しいですし。
例えば、インド等がコンテキストで女性が性犯罪に苦しんでいます。そういう時にそうすればいいかというと、男性側にもっと責任を負わせるパターンも良いですが女性側をどうやってさらにempowerするかという議論になるかもしれません。
それだと、自分で自分の体を守れたほうが良いなと思って生まれたのがこのモーションです。
THBT the government should distribute free lethal weapons to women living in misogynistic community with excessively high rate of sexual violence.(Titech Cup 2013 QF)

ちょっとイメージとしては、THBT US government should subsidize twitter to liberalize oppressed societies.のように、empowerしていこうよみたいな感じです。


他の例をあげます。警察って色々問題起こしたりしているなぁと。あ、あとそういえば民営化ってよくされてるよなぁ、prisonとかもされてるし。
と「民営化」という手法が思いついてつくって、ACから評価が高かったのがこのモーションです。
THW privatize the police.  (HKDO 2012 R1)

とりあえず、アイディアとしては「動詞」「制度」に注目するというニュアンスが伝わると幸いです。
コツとしては、自分が知っている動詞や制度、もしくは他のモーションである動詞や制度を連想することです。

個人的な感想としては、SharmilaとかTateはこういうモーションが好きな印象があります。
例えば、Berlin WUDCではTHBT countries with booming populations should allocate every adult a single tradable permit to have a child.というモーションが出ましたが、これは「carbon emission trading」という市場原理を導入していることに他なりませんし。


(3) 主体を考えてみる
他の発想方法として、主体を発想してみるというのがあります。

最近流行っているTHBT the feminist movement should...というようないわゆる「アクターディベート」モーションですね。
海外の大会を見てみると、TH, as North Korea,...等主体をかえていることが多いです。

例えば、ICCってcrime against humanityとかをprosecuteしているのはもはや最近では有名になりましたね。
ICC should prosecute crimes against democracyとか、色々ICCモーションってありますよね。そこからアイディアをもらったのが以下のモーションです。

THBT ICC should prosecute heads of IMF upon assisted countries' requests. (Ryoso Cup 2012)


(4) extremeに考える思考実験をしてみる
僕が好きなのはとことんの極限状態とか、とことん何かやってみるとか、想像の世界に思いを寄せてみることです。
なんでかというと、過去の哲学者がやっていたように本質的な議論、対立軸に近づくからです。

Assume that a large meteorite is about to hit the Earth.  The international community was able to build a perfect underground shelter which can hold and sustain a small number of people for reasonable years until human can live again on Earth.  There is no way to avert the crisis.
THW choose who survives based on a lottery-of-fate rather than considering any personal ability/professional skills.(Titech Cup 2012 R2)

これは結局資源の分配の仕方という経済学の問いですね。


いかがだったでしょうか。他にもモーションのアイディアの出し方の方法はあると思います。
(僕もこうやって体系立ててやっているわけじゃなくて、結構勘とか暗黙知の部分は多いと思いますが、言語化するとこの4つは思考パターンとしてあるのかなと思いました。)
少しでもお役に立てると幸いです。

2014年4月29日火曜日

JPDU Spring Tournament 2014で工夫した点


春Tでは、こうしたことに気をつけました。
基本的に、ACの皆様とそれを実現させてくれたコミや参加者の皆様のおかげでできました。色々新しい試みができたことを非常に感謝しています。

特にタブのお二人にはかなり大きな負担をかけました。。。ありがとうございます!
繰り返しますが、別に僕がやったぜどやーーーというのではなく、みんなのアイディアと、実行力のおかげです。

今後の大会でも是非参考にして下さい

General Principles
-RookieもMainもどっちも大事に。Rookieのラウンドにも良いジャッジを優先して入れたり、モーションも配慮
-ジャッジがフェアに評価されつつ、ジャッジのためになるような制度づくり

Rules/Briefing
-Mandatory POI  (JBPからの引継ぎ)
-Average Intelligent Voterの強調(Relevancy, Exclusivity等の裁量、Informed Global Citizen)
-Mutual Exclusivityの重要性の強調(briefing, scoring, adj test)
-Motion選びの際の番号を紙に書いて行うことの義務化
-Score Rangeの拡大
-Grand Final Best Speaker/Rookie Grand Final Best Speaker

Motions
-モーションは複雑すぎず。考えれば分かるように。でもIRとかも。
-Asiaモーション
-Motion Diversity
-公平性、3つのモーションの中でも大丈夫か

Adjudication
-ジャッジフィードバックシートの詳細化(全体性・基準の妥当性・比較・分かりやすさ)
-Chair adjによるPanel/Trainee Adjへのfeedback義務(点数つけた後一言)
-Feedback Sheetのコメント義務化
-ジャッジ評価詳細公開
-ハイレベルなAdjudication Test(ハイレベルで難しいラウンドをジャッジできるかどうか見極めたい)
-Adjudication Testで詳細な質問リスト(ラウンドに関してRFD以外の説明)
-Adjudication Testのフィードバック
-2日目もジャッジ間のフィードバックシートの導入

その他
-モーション発表時、マッチアップ時の音楽工夫
-Individual Adjudicatorの大量リクルート

2014年1月5日日曜日

7 suggestions to Promote Adjudicator's Learning Opportunity


現状の問題として、ジャッジがフィードバックを受ける機会が少なくジャッジの成長の機会が少ないことがあげられます。
つまり、ディベーターはジャッジからのフィードバックを受けて今後の改善ができる機会が提供されています。
しかし、ジャッジは点数の評価はされるものの、具体的にどのようなことが必要でどのようにすればジャッジの改善ができるか知る機会が少ないのが現状です。

したがって、以下のシステムを提案します。


(1) フィードバックシートの項目具体化+アクセスの担保
現状のフィードバックシステムだと、点数は分かっても何が必要かというのが分かりづらいです。
そこで、項目を細分化してその点数を公開するのはどうでしょうか。
例えば、現状だと1-10もしくは1-5の評価でReason For Decisionの説明の評価をすることが多いですが、

・【全体的だったか?】ラウンドで起こったことを網羅的に理解できていたか?多角的な観点からラウンドをみることができていたか?(ex. Principle/Practical, Role Fulfillment, etc.)
・【比較ができていたか?】差を説明する際、用いた基準は適切だったか?また、基準下で公平に比較できていたか?
・【具体的だったか?】「説明の深さ」など抽象的な説明方法ではなく、具体的にどこをみたか説明できていたか?

のような項目にしてそれをそれぞれ1-10で評価するのはどうでしょうか。
したがって、最終的な点数としては例えば【全体的6】【比較7】【具体4】のようなかんじに出るイメージです。
また、必要に応じてコメントも公開してもいいと思います。
公開の仕方は議論があると思いますが、タブのようにして出すなり、各自の開示に任せるなりできるはずです。集計が面倒くさい場合、フィードバックシートを直接手渡す(Tsukushi 2009)のもありでしょう。

(2) ラウンドとセットでReason for Decisionの動画
現状JPDUは多くのラウンドの動画がUPされています。それにさらに付け加えて、予選ラウンドにおいてReason for Decisionの説明もUPされると、ジャッジの勉強になるはずです。

(3) ブレイクラウンドのReason For Decisionの公開
ブレイクラウンドの結果発表後、ORに近い部屋で10分程度で各ラウンドのチェアーがReason for Decisionを説明するということです。(録画してUPしてもいいですね。)
ジャッジブレイクしたレベルの高いラウンドのDecisionを聞くことができます。
なおこれは、ADI 2011等で行われていました。

(4) ブレイクラウンドのDiscussionの公開
ブレイクラウンドで行われるジャッジ間のディスカッションの限定公開はどうでしょうか。
情報漏えいの可能性等もあるため、みれるジャッジは例えば初日ジャッジとして参加していた人だけや、または録画して後に公開など工夫は必要かもしれません。

(5) AC見解のASAP公表
早い段階で公開されないと、当日の対策ができる期間が限られてしまいます。
したがって、添削との兼ね合い等もあるかと思いますが早めの公開が必要でしょう。
なお、ここで全体の傾向へのフィードバックもあるといいでしょう。(Spring JPDU 2012、Japan BP 2012、Ryoso Cup 2013等で行われています。)

(6) 各ジャッジテストの添削or簡易コメント
各ジャッジテストに簡単にでも良いので添削・コメントがあってはじめて具体的に気をつけるところが分かるはずです。
なお、Gemini Cup 2011、BP Novice 2011、Autumn JPDU 2012、Ryoso Cup 2012等で行われています。

(7) ディスカッションの様子の動画作成
特にBPにおいて課題になっているのでは、どのようにディスカッションを進めるか、どのように参加していくかというところだと思います。
特に時間が少ない時にどのように行うのか、またチェアー・パネルと役割が違う時に何をすればよいのか分からない人もいるといいます。
JPDUが2012年に行おうとしていましたが、改めてディスカッションの様子の動画があると良いかもしれません。その解説もあるとさらに嬉しいでしょう。


なお、主観的なまとめです。
個別性というのは、各ジャッジのニーズにあったものがどれくらい得られるかです。
みて分かるとおり、個別性を高めようとすると、やはり負担は大きくなります。
しかし、運営に携わる人が多ければ、工夫次第でできなくもないはずですので、検討してみる余地はありそうです。


行う時 個別性 参考度 負担の少なさ 総合的実現可能性 モデル
(1)Feedback Sheet項目細分化 予選 ◎ ◎ △ ○ Tsukushi 2009
(2)Reason for Decision動画 予選・決勝トーナメント ○ ◎ ◎ ◎ 一部の国際大会(Vienna IV)等
(3)Break RoundのRFD公開 決勝トーナメント ○ ◎ ○ ◎ ADI
(4)Break RoundのDiscussion公開 決勝トーナメント ○ ◎ ○ ○
(5)AC見解のASAP公表 大会前 ○ ◎ △ ○ 多くの国内大会
(6)各ジャッジテストの添削・簡易コメント 大会前 ◎ ◎ × △+ Gemini 2011, BP Novice 2011等
(7)Discussion動画 大会以外 ○ ◎ △ ○

2013年12月16日月曜日

提案 ブレイクラウンドのRFD説明制度

ブレイクラウンドも、オーラルフィードバック(主にRFD説明)ありにするのってどうでしょうか?具体的には、結果発表後10分くらいORに近い部屋にてフィードバックをする感じです。部屋にいたディベーターもそうですが、オーディエンスとかも自由に聞けるイメージです。

これは第一に予選と同様ディベーターの知る権利を担保します。第二に、オーディエンスや他のジャッジもそういったレベルの高いラウンドのRFDを聞くことによって色々な見方の勉強になります。第三に、現状うわーっとジャッジに一気に集まる状況を緩和することも期待できます。

現在よりタイムテーブルが10分くらいずつ押してしまう恐れがありますが、第三の理由で述べたようにむしろ現在の混乱も緩和できるかと。そして何より、第二の理由は結構大きいのかなと思っています。特に2日目学びたいジャッジやオーディエンスへの便益はかなり大きいんじゃないかなあと。

2013年5月4日土曜日

大会における透明性の確保に関して

大会の透明性というのは、民主的正統性確保の重要な論点なわけですよね。UADCができた敬意を考えても、どうしても大会はポリティカルになりがちなわけで、そういった恣意性を排除して、公平に全員が参加していて満足度が高くなることが必要なのは言うまでもありません。では、具体的に海外ではどういうことがなされているのでしょうか?

・Adjudication Coreの選出
Adjudication Coreはモーション選び・アロケーションなど強大な権力を持つわけです。
例えば、数年前のWUDCでは「ヨーロッパ勢に有利なアロケーションがされた」として問題になったり、また他の年も「オーストラリアで行われた大会に近いモーションが出て不公平が出た」などとして問題になりました。
したがって、regional representation(例えばUADCは各国から1人のみ)の基準が大会でおかれたり、複数の"bid"という形でAC陣が国ベースの多数決にかけられます。他にも、ACが恣意的に決まらないように公募制等の措置がとられることもあります。

→日本でもAC公募制、bid制などを検討することも可能でしょう。

・大会の結果の公開(モーションフェアネス、マッチアップ)
これは、過去のWUDC, UADCなどでなされたことですが、
☆結局モーションの勝率はどうだったのか
☆マッチアップはちゃんと公平に行われたいたのか、誰がどこをみたのか
ということは、参加者が当然に知りたいことですし、チェックアンドバランスとしても働きますね

・ジャッジの成績の公開
恣意的にジャッジブレイクが決まることを防ぐために、UADCではジャッジブレイクを完全点数順で決定しています。(これには議論の余地もあると個人的に思いますが。)しかし何かしらの方法でジャッジの成績を公開することは必要でしょう。日本でも、春Tのランキング公開、BP Novice, Pre-Australs, The Kansai等での開示制度が行われており、この制度の維持・発展が必要でしょう。

これらはほんの一握りの例ですが、日本はAC制を安定的に運用できるようになりました。言い換えると、今、AC制の透明性をあげるときにきているのではないかと思います。

2012年9月2日日曜日

Adjudication CoreのDiversityの意義

僕は、Adjudication Coreに関して以下のような人がやるべきではないか、という考えを持っています。

1. モーションをつくったり、Adjudication Guidelineをつくったり、バブルラウンドをジャッジするという特性から、ディベートをある程度理解している人

2.その仕事量の多さ、連携のアクターの多さ等を考えると、運営経験がある人、もしくはそういった能力に長けている人

3.Under-representされている人たち。例えば、ジェンダー、地域、大学、学年等。(いわゆる、Diversity)


具体的には、1.ないし2.の人が2-3人を大学をばらしながら選び、3.の人を1-2人、というイメージです。

今のディベート界だと、2.もしくは3.が少し看過されているようにも思えます。特に深刻なのが3.のダイバーシティでしょう。

では、なぜダイバーシティが大事なのでしょうか。

いくつかの観点から正当化できます。

1.機会の平等
ACを恣意的に選ぶ制度ですと、運営団体の「好み」もしくは、強豪校ばかりが選ばれてしまう傾向があります。(そして、個人的にはACの好みのモーション等がでるためそれがまた強豪校を有利にしている側面も多少あると思います。)
ディベートを行っていて、コミュニティに属している以上、機会の平等は至極当然の権利なのではないでしょうか。

2.エジュケーショナル・イフェクト
いわゆる教育効果ですね。ACをやることで学ぶことが多いため、それがそのコミュニティに還元されます。僕自身も、ACを何回かやらせてもらいましたが、その度に学ぶことが多く、本当にやらせてもらってよかったと思っています。

3.ロールモデル
説明するまでもありませんが、「あんなふうになりたい」というような効果があります。がんばろうというモチベーションにもでてくるため、Under-representされているコミュニティの活性化にもつながります。

4.大会の質の向上
むしろ、色々な意見が入ることで満足度も高くなり、また色々なモーションも出てきたりするなどより大会の質も上がります。

5.Integration
ACが強い大学ばかりやっていて、そうじゃない大学は蚊帳の外というのは、結構な疎外感を生みます。いわゆる大会の「内輪」化であり、あんまり空気としてもよろしくなく、ディベート人口が減る理由にもなりえます。


このように考えると、実は【長期的にも】すごく効果がある制度のように思えます。

では、なぜ反対意見があるのでしょうか。みてみましょう。

よくある反論その1。 頑張った人可哀想
しかし、枠を、1人奪うわけじゃなくて、1人追加するわけだし、そんなに機会を奪わないのではないでしょうか。現状でもACに同大学は1人という暗黙の了解がありますし。

よくある反論その2。ディベートの質下がる!! 
一昔前のquotaのモーションでのequity violationもどきアーギュメントです。その1人だって未経験の人を呼ぶわけじゃないですし、それにむしろ、なかった視点を提供してくれることもあるだろうから、むしろあがるはずです。

って感じですね。

個人的な見解としては、とりあえず強い人ばっかり集めようというのは、相当安易だし、結局のところ強豪校や権力を持っている人たちの既得利益を守ろうとする構図でしかないような気がします。

別にACが、ディベートが下手な人がやれというわけではなく、何事もバランスが大事ですし、長期的な視野に基づいたAC選びをするといいんじゃないかなあという見解です。



2012年8月30日木曜日

ジャッジコメントシート制

今の問題:
ジャッジは自分の位置づけはBreakやRanking等によって分かるようにはなったが、自分にどこが足りていないのかが分からないため次に生かせない

解決案:
ジャッジコメントシート制(既に一回どっかで書いたような気がしますが、ざっくり言うと、ジャッジ・ディベーターから、ジャッジに対するコメント(評価を行うFeedback Systemとは別です)をする制度

具体案を思いついたので書いてみます。こういうチェックリストはどうでしょう?

□ 比較的ではない (結局どこで差がついたのか分からない、もしくは分かりづらい)
□ 相対的ではない (どちらか片方が良かった、悪かったという説明が多く、なぜ勝ったのか・劣ったのかという説明があまりない、もしくは分かりづらい)
□ 具体的ではない (Reason for Decisionが抽象的で、どういった分析や貢献等がチームの勝利・敗北をもたらしたのか分かりづらい)
□ 全体的ではない (ディベート内の一部の分析のみに頼っている。もしくは、Issue-basedのみ等であり、MethodやTechnicalities等を考慮していない)
□ 論理的ではない (差がついた理由が、「説得的」「そうだと思った」等で、論理的ではない)
□ 議論を追えていない (著しく英語を聞き逃している、大幅にメモをとれていない、等)

まだまだ改良が必要そうですが、どうでしょう?

2012年7月21日土曜日

AC公募制

そろそろAC公募制をやってもいいんじゃないかと思い始めました。
というのも、ACってぶっちゃけ相当恣意的に決まっているんですよね。
「あの人うまいよね」「あれ優勝してるよね」とか、まあそんな感じです。場合によっては「仲がいいから」とかもあるでしょう。(別に仲がいいから選ぶ、とかではなく、仲がいいから選びやすくなるわけです)

もう少し客観的なデータから選ぶだとか(例えばですが、自分でつくったランキングによると、過去の大会で相当ジャッジブレイクした人がまだ1回もACをやっていない事実があります)、公募制にするだとかも検討したほうがいい気がします。
WUDCだと、Regional diversityを相当重視するみたいなのでそれもあってもいいかもしれません。海外の誰かがいっていたことですが、別にbest adjudicatorsを集めるのがACではなく、モーション選びや多くのRegionの満足度をあげることも、ACの仕事のはずですから。