2013年8月18日日曜日

ディベートにおける学際化


僕はそもそも学問というのは「思考の枠組み」と「知識」でできていると思っています。
そう考えると、ディベートが強くなるにはって色々な領域の思考の枠組みと思考を知っていれば強いんじゃないかなぁと思っています。

最近はモーションに色々な「知識」は輸入されている気がします。
religionは大分話されるようになりましたし、minority rightsももはや今ではthemeになるほどになりましたね。あと、sexualityも流行のようです。
とはいえ、個人的にはIRなどはまだまだ足りなさ過ぎる気がします。全国大会とかをみても、IRは数少ないですしね。
個人的に、社会学や経済も少ない気がします。あと、倫理・哲学ももっといけるはずかと。
したがってさらにディベート界が発展するにはより多くの知識の輸入が必要でしょう。

では「思考の枠組み」というのはどういうものでしょう。
ざっくりいうと、特定の領域において「何がルールになっているか」だとか「何を重視しているか」のようなきがします。
例えばですが、いわゆるTriple A (Abstraction, Analogy, Applicability)の考え方は法律の考え方にすごく似ているんじゃないかなぁ徒思っています。
条文や制度の趣旨目的を考える→判例を参照する→今回の話をする っていう流れはすごく似ている気がします。

これはあくまで僕の持論なのですが、色々な「思考の枠組み」と「知識」を応用してみましょう!

ディベートに関するディベートをしよう


そもそも僕はディベートの理論とか、ディベートコミュニティとしてどうしていけば良いかというのは多くの人が考えていくことが必要なものだと思っています。実際、海外をみてみると、Councilだけではなくセミナー等で意見交換を活発に行っているようです。

「ディベートの在り方」は全員が関わるべきですし、多様性が一番認められるべき分野だと思います。したがって、少しでもそういった材料が提供できたらいいなーとか思っていたり、そして他の人もたくさん発信して欲しいなと思っています。

要はいろいろな人が発信していきましょうっていう雑な結論です、はい。意見の発信に、大学も学年もディベートの実績も関係ありません。そもそも、ディベーターはfree expressionを重要視しているはずですしね。(笑)

2013年8月3日土曜日

Read, read, read!


夏休みは、ぜひ時間があるので読書をしてほしいなと思っています。ディベートというのは僕は(1)特定の思考の枠組みと(2)特定の知識が特に重要になってくると思います。この両方を手っ取り早く手に入れるのがこの方法です。

(1)どのような本を読むと良いか
 ここで重要になってくるのは、まず「認知的不協和」というのを避けるということです。人は自分が好きなことや好きな考えに関することのみに関心を持つ傾向にあり、自分とマッチしない内容・考えになかなか触れづらい傾向があります。最初は自分の興味と関わるような内容から派生してもいいと思いますが、したがって、色々な本を是非読んでほしいと思います。
 全然新書でいいと思います。分厚い本とかは大変ですし。ここではいくつかお勧めの本をあげます。

苅谷剛彦 『知的複眼思考法』 講談社
山口厚 『刑法入門』 岩波新書
佐伯啓思『自由とは何か』 講談社
アマルティア・セン『貧困の克服』 集英社
中島隆信『これも経済学だ!』ちくま新書

(2)本をどのように読むと良いか
 最初に本を読むときに留意すべきなのは、自分が知らない分野というのはやっぱりハードルが高いというところです。しかし、簡単な内容から入ると結構楽しいですし、その後がすごくありがたくなります。どちらかというと、ざっと全体像を読むような読み方にすれば良いと思っており、詳細をたくさん覚える必要はありません。
 そして、重要になるのは、【英語ディベートにどう使えるか?】という視点を持つことです。つまり、英語では何ていうんだろう?ディベートではどういうアーギュメントで使えるんだろう?のように考えましょう。おそらく、ここでマターファイルをつくる時がやってきますね!