2014年1月24日金曜日

個性的なスピーチがしたい!というあなたへ

トップディベーター層だと、それぞれスピーチの個性があるように思えます。

(ここから自己満タイムになってしまうのですがご了承ください)
例えば、Sheng Wuは、スピーチにメリハリがある感じですね。本当に感情がのっているという印象。
Will Jonesは、マクロとミクロ、ロジックと感情のバランスが絶妙。
Chris Crokeは、あの洗練された細かさ。

まあ、挙げていればいくらでもありますね。


最近僕がよくみるのは、その時に流行っているディベーターの真似をするディベーターが多いなという印象です。
しかも、全体的にぱくってるんですよね。笑
いやはや、という感じなのですが。
まあ、もちろん僕も結構色々な人をぱくりながらスピーチを作っているので決して悪いことではないと思います。


しかし、重要なのは
【あなたの強みは何なのか?】
そして、それをベースに
【あなたはどういうスピーチを目指していくべきなのか?】

という思考だと思います。

例えば、雑ですが細かくない人がいきなり細かさをすごく目指しに行こうというのはなかなか難しかったりします。
イラストが得意じゃない人がイラスト中心のスピーカーを真似しまくっても非効率的でしょう。

みんながみんなWill Jonesになれるわけじゃないんです。それは彼の性格や過去に積み上げたものが、あなたとは違うからです。僕は例えばVictorみたいなスピーチはもうとっくの昔に諦めました。だってあんな爽やかなスピーチできないですもん。

そして、上手い人と同じスピーチをやっても勝てないんですね。
そりゃそうです。コピーは本体を倒せないんですから。
なので、新しい価値を提供しないと、勝てないんです。


あなたは何かしらのディベートにおける強みがあるはずです。それはスピーチに直接的に出てこなくても、例えばアイディアがでやすいとか、反論が思いつくとか、何か必ずあるはずです。

そういう強みを考えた上で、それを生かすスピーチスタイルとは何か、というのを考えていくのがベストでしょう。


一応なのですが、これは「弱みを克服しなくてよい」というメッセージではありません。上手いディベーターは、なんでもできます。ロールも、ロジックとイラストのバランスも、マクロもミクロも。その中で、どこを強みとするかだと思います。


でも、自分は最初強みなんかない・・・!っていう人も多いと思います。
そういうときは、「守破離」という考え方を参考にして欲しいと思います。
「守破離」という考え方は、歌舞伎とか茶道の考え方なのですが、「まずは型を守って、自分なりに破って、そして離れていく」というものです。

最初はAREAでも、上手い人のスピーチでもなんでもいいんですが、型を守ってみてください。
そして、そのプロセスの中で自分の強みを見つけて、それを破って、
自分なりの新しい「型」をつくっていくという意識を持ってください。

僕のメッセージとはいうと、とりあえずまねするのはやめましょう。
ただ、一回「守る」意味でまねするのは良いと思います。
ですが、究極的な目的は、「あなたの強みを生かしたスピーチをつくること」です。
「守破離」、ちょっとやってみませんか?

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