2015年1月27日火曜日

ディベートブログ集

ブログ集です、ご自由にご活用下さい!

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2015年1月12日月曜日

ディベートが上手くなるには ②できるだけ多くのディベートの考え方に触れること

誤解が生じるかもしれないことを言いたいと思います。

「6年間を振り返って、一番成長したなと常に感じたのは、今まで異なる環境に身をおいたときだと思います。」

これは決して部内の環境が劣悪だっただとか、先輩が指導してくれなかったとかそういう内容ではありません。僕は部のおかげでここまでこれたと思っているので。

ただ、新しい発見があったり、ブレイクスルーがあったりしたときは、常に今までとは異なる環境に身をおいたときだと思いました。それは、普段行かない大学にしばらく行ってみた時だとか、ADIで海外レクチャラーの講義を受けたときだとか、国際大会に行ったときだとか、です。

そこまでいかなくても、例えばジャッジをしばらくやってみた時だとか、モーションを考えてみた時だとか、ディベートのレジュメを読んでみた時だとか、そういう時かもしれません。

つまり、どういうことを言いたいのでしょうか。
「できるだけ多くのディベートの考え方に触れるのが大事」ということです。

これはどういうことでしょうか。

【理論的背景】
当たり前ですが、ディベートは人を説得する競技です。
そうなると、まず人って何なんだろう?という哲学のような問いにぶち当たる訳です。人は何を考えているのか?いつ説得されるのか?

ここで人の感じ方というのは多種多様で、自分が思っている風に感じない場合もあります。それを感じたときは、「なんで分からないんだ!」と子どものように地団太を踏むべきではありません。「なるほど!そういう考え方もあるのか!」と新たな発見があったことに喜びを覚えるべきです。「こういうことをすれば他の人を説得できる」ということが分かってきます。

そして、ディベートをやっていれば何かしらの「ディベート観」や「ディベート哲学」というようなものを各人は持っています。僕は自己満で「ディベート・フィロソフィー」と呼んでいます。これは自分の文化的背景だとか、過去の経験だとか、得意な思考様式だとか、大学のエジュケだとか様々な要因によって規定されています。どのディベート観の方が「万人受けしやすい」かどうかという違いはあるかもしれませんが、概ねどのディベート観も一理あります。「なるほど、そういう考え方があるのか」という経験は何度もあります。そこはぜひとも取り入れていくべきですし、自分のディベート観を見直す絶好の機会でもあります。

例えば、2年の夏のADIで僕が衝撃だったのはBPのゲーム性でした。ローガンは特にディベートをゲームととらえる部分もあり、それをベースとした戦略を色々教えてくれました。その中でもPOIの戦略性に関してはかなり勉強になるところがありました。ClosingならOpeningにどのようなPOIをすべきか、ClosingのPOIをみてOpeningはどう考えるべきか、DPMなら誰からPOIをとるべきか。ディベートを「ゲーム」という観点から見るのはかなり新鮮でした。(もちろんディベートはゲームだけではないと思いますが、そういう側面があるのは事実ですので、面白かったです)

今年のAustralsで僕が衝撃を受けたのは他の記事でも書いた通りですので省略します。

国際大会でなくても、国内でも何度も刺激を受けました。例えば昔ICUのあるOBに教えてもらったテクニックとして「PrincipleとPracticalの使い分けの方法」はかなり参考になりました。PracticalだけでダメなときはそれがPrinciple的にいいよね・悪いよねという視点を持つというのは、「Principle、Practical両者を武器として使い分ける」というものでかなり新鮮でした。他にもあるKDSの方に教えてもらったのは「Argumentのマトリクス」という考え方で、どのようなArgumentへの反論を優先すべきか、どのArgumentを守るべきかというものでした。

影響を受けたのは先輩だけではありません。同期や後輩もです。例えば後輩のブログ投稿を読んでいてああ、これはすごいと思ったのは一度や二度ではありません。うちの後輩でもSさんのMDIのWhipに関する記事は今でも必読でしょう。

このように、色々なディベートの考え方があるわけで、それは触れたほうがいいです。ぜひともに。

特に、同じ環境でやっているとディベートのマンネリ化がおきます。少し厳しいことを言うとどの大学もカラーはあります。ここを重視する、みたいな。それが画一化されて、それベースの指摘しかなければどんどん偏ったディベーターになっていきます。いわゆるガラパゴス化です。僕自身も経験したことがあります。さらに言えば、日本全体でもガラパゴス化しているところもあるかもしれません。(ABPやUADCにいくと、アジアとしてガラパゴス化しているなあとかと感じますし。)

また、場合によっては最近流行の「オーソリ」とかも邪魔してきます。特定の「オーソリ」の考え方が浸透していたり、「オーソリ」になったからフィードバックがあまり良いのがこなかったりするという現象もあるでしょう。

なので脱するのが必要なのです。


【実践】
「よーしじゃあ色々なディベートの考え方に触れよう」と思ったときにどうすればいいのでしょうか。国際大会にいきまくるわけにもいきませんし。

○ 質問しまくる
大会でも、練習でも、SNSでもなんでもいいです。とにかく質問しまくってください。昔うちの後輩のK君がHKDOで有名なジャッジに質問しまくってそのQAをうちの部にシェアしてくれました。僕も質問しまくりました。チャンスがあれば恥を忍んで聞きましょう。書くのも恥ずかしいのですが、ついこの前あったWUDCで、僕は有名ジャッジにあたったので、「ごめんなさい今更なんですけどFramingってどうすればいいんですか」って聞きました。

○ 読み物は読む
JPDUにアップされているレジュメ等The Marketplace of Debating IdeasTrolley Problem、あたりは絶対に読むべきです。他にもMonashのHandbook等もよいでしょう。色々な読み物は是非読みましょう。色々な考え方に触れられます。

○ 普段とは違う練習環境
他大学にお邪魔するのも良いですが、大学に呼びましょう。レクチャーとかしてもらうとなお更良いです。インプットの効率の良さが違います。

○ ディベート談義
他の人とディベートってどう見ているのか、どうすれば上手くなるのか等をお茶でも飲みながら話すと意外と発見が多いです。

ひとまずこのあたりでしょうか。

また、自分で理論化することは何度もこのブログで取り上げていますが大事です。

繰り返しますが色々な考え方に触れてください。自分にとっていいなと思ったものは取り入れましょう。自分にはむいていないところはひとまず考えて、その結果取り入れなくても大丈夫です。取捨選択は大事です。自分なりに納得できる考えかたの構築ができるとブレイクスルーが見えてきます。

逆に、「俺の説得方法が正しい!」「ディベート理論は完成した!」と暗にでも思っているとせっかくの成長機会をみすみす手放している気がします。


追記:
最後に、ちょっと話の本筋からずれますが。
ぜひ皆さんもディベートに関して発信して欲しいです。ブレイクしていないからとか、優勝していないから書けないとかそういうのは本当にやめてください。ディベートは人を説得する競技なので、ディベーターであれば誰でも発信する権利があります。発信してそれが新しい理論のヒントになったりすることもたくさんあります。他の人の参考になることもあります。

僕がブログやツイッターでたくさん書こうとしているのは僕の自己満もありますが少しでもオープンソースというか、公共財というか、それに近いような何かに貢献できればというのがあります。誰かが参考にしてくれるかもしれないし、誰かがブラシアップしてくれるかもしれないし。僕なりのコミュニティへの還元なので。僕の理想は、たくさんの人がなんとかdebateのアカウントをもってて発信してて、ブログとかも書いてくれる感じですねー。はい。

2015年1月5日月曜日

国際大会の持ち物リスト

国際大会は、いわゆる「アウェイ」での戦いです。長いフライトの後、言語や食文化が違うところで4-4日間、長ければ1週間以上すごすことがあります。その際快適に過ごすためにどのような持ち物リストがあれば良いのか、自分や他のディベーターの経験則ベースでリストアップしたいと思います。コミュニティとしてリストができればいいなぁと。w

■ 普通の旅行でも必要なもの

□ パスポート 
(万が一の盗難・紛失のためにパスポート情報の写メ/メモも持っておくと再発行がスムーズに行くようです。また、国によっては失効期限に縛りがあるので場合によっては早めに更新しておきましょう!)

□ クレジットカード
(結局現地のお金がどこかで足りなくなることが多いのでその際はクレジットカードがあると楽ですね。)

□ 現地のお金
(ちなみに、日本で両替するとレートが悪い傾向があります。よく言われているのは、現地の市内の両替>現地の空港の両替>日本の市内の両替>日本の空港の両替というのが一般的なレートのよさらしく、筆者は現地の空港派です。便利ですし、後現地の市内でぼったくられたり偽のにひっかかるリスクが嫌なので。)

□ 薬
体調を崩しやすい人は、市販の風邪薬、及びに胃腸薬(正露丸等)を持ち歩くと安心です。特に水の質が変わったり、温度差が激しいところにいくときはなお更です。

□ 保険
僕は空港で毎回保険に入っています。生協とかクレジットカードのプランで入っているのであれば不要ですが、万が一のことを考えて保険に入っていくとよいと思います。実際過去に先輩や後輩が病院でお世話になっていたことはあったので……。

□ 虫除けスプレー
途上国にいく場合は特に虫除けスプレーを持って行きましょう。国によっては予防接種が必要な場合もあるのでそれもあわせて確認しましょう。

□ 暖かいはおるもの
会場の温度調整が本当にあわず、かなり寒いこともあるので暑い国にいく場合でも持っていきましょう。LCCだとブランケット代わりにもなります。個人的にはセミフォーマル感があるやつだと、ソーシャルにも使えて便利です。

■ ディベート関係

□ 紙・ペン(インク含む)
多めに紙は持っていきましょう。普段より消耗しやすいです。また、現地の紙質が合わず困ることもあります。ペンも同様です。

■ 個人的なおすすめ

□ スポーツドリンクの粉末
ステマ状態になっていますが、ポカリはまじおすすめです。体調を整えてくれる機能があるので。暑いときはペットボトルの水に溶かして、寒いときはホットポカリにして飲んでいます。

□ 味噌汁のもと
なんだかんだで日本食が恋しくなります。その中で一番手軽なのは味噌汁です。コンビニだと12食250円とかで売っています。落ち着きますし、あったまりますし、個人的に必ず持ち歩いています。

□ のど飴
部屋が感想していることはよくあるので、のど飴は個人的には必需品です。

□ その他の日本食やインスタント食品
僕の後輩は梅干を持っていって毎朝おかゆに入れていたり、カップラーメンやカップそば(年越し用)を持っていったりしています。どっちもいいなぁと思います。なお、レトルトのご飯とかの場合は、シンクにお湯をためて湯煎します。

□ 変圧器・プラグ
SNS中毒にとっては必需品です。なお、パソコンとかは変圧器はいらない場合もあります。

□ (世界大会の場合)Economist
年末のEconomistはその年のまとめとかが載っているのでおすすめです。部の先輩も買っていました。

■ 他の人のおすすめ

□ 洗濯用品
僕も一時期やっていましたが、洗剤やハンガー、ひもを持ち歩いているともよくいます。何枚も服を持っていくよりコストパフォーマンスが良いので。人によっては現地で買ったり大会Tシャツを買ったり、またはルームサービスを頼むこともあります。

□ 電源タップ
変圧器が一つでも、その後のタップがあれば複数器使えます。(同時に充電とか)電圧にはくれぐれも注意は必要ですが。

□ 体温計
体調が良いか悪いかを一瞬で判断できてかさばらないのでお勧めだそうです。

□ つめきり
意外と爪が伸びます。長期の場合は。

□ Wi-fi
何人かでシェアするならWifiを購入するのも手です。実際何回か他大学の後輩に乗りました。結局ホテルにしろ会場にしろ意外とWifiがつながらなかったりもするので、コンスタントなアクセスが欲しい人は是非に。リサーチもできますし。

□ アイマスク、ブランケット、耳栓、スリッパ
安眠のために必須なグッズですね。特にLCCで移動ならなお更です。

□ (国際)学生証
国によってはこれで割引が効いたりします。僕は香港で日本の学生証で博物館の割引を経験したことがあります。国際学生証の方がいいらしいですが。

□ 折り畳み傘
東南アジア等、よく雨が降るところならなお更。会場の移動中にも必要かと。

□ トランプ 
トランジットの時だとか、大会での気分転換にぜひ。ちなみに大富豪はローカルルールがたくさんあるので最初に確認しましょう。

また随時アップしますが、今のところ必ず国際大会に持っていったり、もって行っていいなぁと思ったのはこのあたりです。

☆K.K.(きょーじゅ)の協力を得て追記しました。ありがとう!
☆うーさん(ICU)の同意の下一部加筆しました!ありがとう!