2015年3月14日土曜日

即興型ディベートに必要な3つの思考法 ~ak_debate提唱「TBH思考法」~

ディベートにおいて、必要な思考法は主に3つあります。
Top-Down思考・Bottom-Up思考・Horizontal思考です。

コンスタントに結果を残すディベーターは主にどれか2つの思考法が強く、かなり強いディベーターは3つとも強い傾向があります。

自分がどのタイプの思考法をしているかを考え、他の思考法を習得できるようにすると良いかもしれません。

なお、この3つの分け方は便宜的であり、かつ絡まっていきます。3つの円が重なっているベン図のようなものです。例えば、バーデンを考えるのはTop-Downでもあり、Horizontalでもある部分でしょう。

① Top-Down思考
いわゆるマクロ的思考です。「Xとは何か」「Xの成立条件とは何か?」という風に根本的な問いを立て、答えるのがうまいタイプのディベーターです。いわゆる「Principle」や、またValue Judgement系のモーションが得意です。

② Bottom-Up思考
いわゆるミクロ的思考です。具体的なステークホルダーやインセンティブ分析、メカニズム等から発想するディベーターです。いわゆる「Practical」を得意にしています。

③ Horizontal思考
相手をベースにした思考です。Mutual Exclusivityをおさえ、相手が言ってくることを予想して、カウンターしたりフリップしたりしようと発想するディベーターです。戦略を立て、Stanceを立てることを得意としています。

では、それぞれの思考においてよく行う問いは何でしょうか?

① Top-Down思考
・Xとは何か?
・Xの成立条件は?
・Burdenはおさえているか?(Problem?Solution?Justification?)
・目指したい世界観は?

② Bottom-Up思考
・誰が影響されるのか?
・どのように影響されるのか?
・どこで起きるのか?
・他の対象と比較してどのようなユニークネスがあるのか?

③ Horizontal思考
・Exclusivityは何か?
・相手が何を守りたいのか?
・相手が守りたいものに対してどのようにアプローチするのか?
・向こうのBest/Worst CaseとこっちのBest/Worst Caseがあたったときにどうするのか?

のようなものになると思います。

ぜひ、3つの思考法の習得を目指してください!

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