2012年1月29日日曜日

Mail order bride

mail order brideを知っていますか?
Asian Debate Institute Summer 2010の、Japan Pre Australs 2011、Hong Kong Debate Open 2011等の議題です。

昨今話題の出会い系サイトではありません。

主に男性が「カタログ」を基に結婚する女性を選ぶ制度のことを指します。
フィリピン・ベトナム等がの途上国から、アメリカ・韓国・日本などの先進国に女性が「売られる」パターンが多いようです。

自由の拡大と言われる一方で、DVに繋がりやすいという理由から、韓国では深刻な社会問題になっています。
以下のドキュメンタリーを参考にしてみてください。

チーフになったら、まず目標・計画づくり


そろそろ引継ぎの時期ですね。代替わりもあって、チーフに就任した人も多いと思います。
自分がどれだけチーフとしてできたのかは疑問符なのですが、やってよかったなーと思うことを書いてみます。

1番やってよかったのは、1年の目標・計画を考えること でした。

なんか元旦の1年の計みたいになっていますが(笑) イメージ的にはでもそんな感じです。
部長は部を動かす力も持っています。ですが同時に、部長の任期は1年でやることも多くできることも限られています。
したがって、やることをしっかりと明瞭に、指針となるものをつくるといいでしょう。
そのためには、部の現状分析・部の方針等をしっかり自分で考えるといいのかもしれません。

例えばですが、僕が部長をやったときは部としてのインフラをもっと増やすことを一つ考えていました。
具体的な内容としては、レクチャーの体系化・規約づくり・ジャッジ集めのシステムづくり等です。
(とはいえ、先輩方が優秀だったのでそれに手を加える形のみでしたが。)

そして、この目標を軸に、具体的に何が必要か、と逆算して考えていく作業をすると1年が相当楽になると思います。

さらにいうと、部の連続性というのを意識するといいと思います。言い換えると、Long Termで考えるということです。

特にレジュメなどをつくると公共財として部に残るだけではなく、次の代が改良してくれるという効果も生まれます。
強豪大学はどこも何かしらのレジュメや公共財がコンスタントに残っていますので、もし余裕があればつくっていくといいかもしれません。
(ただ、無理をしなくともJPDUのサイトに色々なレジュメはUPされています!まずは既存のものを活用することから始めましょう。)

Changes don't happen in a day.という言い回しがあります。まさにその通りで、一気に部が強くなったり雰囲気がよくなったりはしません。
大事なのは、長期的に次の代に残るような土台をつくったり、タスキをつなぐことにもあるでしょう。

1年の目標、今からでも遅くないので是非立ててみてください^^

2012年1月28日土曜日

ジャッジの評価公開


Japan Pre-Australs 2010を皮切りに、日本でもAdjudication Core制、Judge Feedback System、ジャッジブレイク制が導入されました。
今や当たり前になったこの制度ですが、どんどん洗練されつつあります。ですが、まだまだ改革の余地はあるのではないかなというのが私見です。

そこで、ジャッジ評価の公開(Adjudicator Standing制)について書いてみたいと思います。
最近自分の周りでよく聞くのがジャッジの評価を公開して欲しい、というものです。

賛成理由は主に2つあるでしょう。

1.ジャッジの成長に繋がる
自分がどれくらい評価されたのかというのが客観的に出ると、次にどうすればいいのかと考えるきっかけになります。
また、Rankingとして公開するのであれば、競争原理も働くでしょう。
ディベーターのSpeaker Scoreと一緒の原理ですね。

2.公平性・権利
これは、ジャッジブレイク・ジャッジアワード等を点数ベースで決める前提ですが、恣意性を排除できるというメリットがあります。
ジャッジも参加者の一員である以上、大会運営システムに貢献しています。したがって、そのRewardとしてそもそも与えられるべきとも考えられます。

実際のところ、Adjudication Coreの恣意性を排除し、公平性を確保し、優秀なジャッジがブレイクするようなシステムのために、UADC(アジア大会)はSpeaker Scoreの順位と同じように、ジャッジの順位も公開しています。
ジャッジテストの点数、各ラウンドの点数、最終点数を公開しているのです。

では、反対理由をみてみましょう。それは主に3つあります。

1.公平な評価をすることが出来なくなる
即ち、自分がこのジャッジにこの点数をつけた、ということがばれてしまうと、気まずかったり心境が悪くなってしまいます。
したがって、高い点になりがちになってしまったりしFeedbackを評価することができないということですね。

2.そもそもジャッジよりもディベーターのほうが感情的になりやすく、高い点・低い点がつきやすい

3.ジャッジの評価が低かった人たちのモチベーションの低下

こう考えると、なかなかどうすればいいのか分からない問題ではあります。

個人的には、「最終的なジャッジ評価のみの公開」を推そうと思います。
ジャッジテスト~予選全体の平均とかでいいと思います。それも無理だったらABCDEランクとかでもいいでしょう。

理由は、
・反対理由①の公平な評価ができなくなるというのは、最終的なジャッジ評価のみ公開すれば、誰がどの点数をつけたかがわかりにくくなる
・反対理由②の感情的になりやすいのは、正直全員が背負うリスクであるということと、評価制度に慣れればあがっていくということ。ある程度の点数の恣意性はSpeaker Scoreと一緒で完全に排除は不可能
・反対理由③に関しては……ジャッジに関するレクチャーや資料、練習を増やすことで対応していくしかないと思います

ただ、公開するにしろ公開しないにしろ、一番大事なのはこれを民主的なコンセンサスをとってから行うことになるでしょう。
各大学等にアンケートをしながら行うことも正統性をあげる上で必要だと思います。
ですが、時期的にそろそろアンケートをとり、試験的にでも(例えば、特にジャッジの育成をコンセプトにあげている大会等では)導入してみるのもいいのではないかなと個人的には思います。


無難な感じになってしまいましたが、これが自分の意見です。

はじめまして

はじめまして、ディベート自由帳へようこそ。
ここは、名前の通りParliamentary Debateに関して、自由に勝手に書いていく自己満足ブログです。
大会の感想、ディベート理論なり、部の運営方法、おすすめの練習方法等を書いていくつもりです。

もう一度強調しますが、自己満足ブログです。自分の意見を勝手に書いていく予定です。主観です。
でももしよければコメントとかを残してくれると嬉しいです。ではでは。