2014年1月15日水曜日

失敗した後に立ち上がること

"Our greatest glory is not in never failing, but in rising up every time we fail." -Ralph Waldo Emerson 

偉大な栄光とは失敗しないことではない。失敗するたびに立ち上がることにある。
 

いい言葉ですね。ディベートにかなり通じるところがあると思います。
ディベートは特に最初の伸びが実感できる競技なので(AREA, Triple A等)最初は成功しやすいです。ですが、その後に待っているのは失敗であることが多いでしょう。

評価されない。
勝てない。
上手くなっている実感がない。
何をやっても空回りする。

そういう時期ってありますよね。特に、1年生だと一回この時期あたりで悩むと思います。

気持ちは痛いほど分かります。ディベートをずっとやり続けようと思っていた人なんてほんの一握りだと思います。僕も、今まで2回ほどディベートをやめることを真剣に考えたことがあります。あの有名なローガンですらディベートをやめることを真剣に考えたらしいです。個人的には信じられませんでしたが、本当らしいです。

でも、もう少し頑張ってみると、ディベートの楽しさがみえてくることも多々あります。
ディベートの成長は急に来ます。ちょっとしたきっかけで一気に世界が開けてきます。


個人的には、人にもよるので全員に共通するアドバイスはできないのですが、「必ず成長する時はくるということを信じること」、それから「普段と違った工夫をしてみる」ことが大事だと思っています。


まず前者の「必ず成長する時はくる」というのは、経験則に人の成長スピードは違いますが、必ず見えないところで伸びているということです。実は、見えていないところで成長していたりします。他の人からみてみると伸びていたりもします。

久しぶりにみてもらったジャッジの方に「上手くなったね」と言われると嬉しいですよね。実は毎日0.1cmずつ成長していても分かりませんよね?それは、積み重なって10cm位伸びると、周りからわかってきてくれます。

きちんとした努力をしたら下手になることはありません。「目に見える成長」と「目に見えない成長」があるだけです。

後者の「普段と違った工夫をしてみる」というのは、特定の練習方法や姿勢だと実は効率的でないことがあるからです。

例えば、僕は2年の時に先輩の田中さんに「ジャッジをしろ」と言われました。最初は正直ラウンドをやりたい時期でしたししぶしぶやっていたのですが、そこで見えてきたのはラウンドを客観的にみる力だったり、自分のスピーチを相対化する機会だったと思います。最近は若い頃からジャッジをする機会が増えているのが、ディベート界全体のレベルの底上げにつながっているのかもしれません。(ちなみに余談ですが、初代銀杏杯のジャッジの主体が2年生なのはこういった意図もあったりします。)


最後に、もうひとつ最近ツイッターで流れてきた画像を紹介したいと思います。
「諦めるというのはこういうことだ」ということらしいです。

ディベートはつらいことがたくさんある競技だと思います。負けたらつらいし、それが如実にでるわけです。すぐ結果がでづらい、すなわち「目に見える成長」が少ない競技でもあると思います。でも、そこで立ち上がると、別の世界が見えてくるはずです。もしよければ、もうちょっとだけ、頑張ってみてください。




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