2012年7月9日月曜日

BPでなぜTechnicalityが大事になるのか?

BPでは「Technicality」という原則が入ってきます。ポジションの特殊性を考慮することが必要だということなのでしょうが、なぜでしょうか?

僕なりの考えだと、そもそもジャッジは「公平な基準のもとで比較すること」が求められていることから派生しているのだと思います。

NAやAsianですと「比較的」(とはいえ、Dynamicsなどはとても大事だと思いますが)Issue-basedで比較することが容易なフォーマットです。2vs2, 3vs3ががっつりEngageしあうわけで、比べやすいといえば比べやすいわけです。

ですが、BPになると、OpeningとClosingという差異が生まれてきます。例えば、単純にOGとCOを比較するときにIssue-based(議論がたっているかどうか)だけで判断すると、当然OGは反論できないから不利なわけで。「議論は全部COにつぶされたけど、OGが上になること」もありうるわけです。(もちろんどれくらい「つぶされた」かなどの個別具体的な検討が必要になるのですが。)

いいかえると、OGとCOをIssue-basedという基準で判断すると不公平になることがありうるということです。もちろんIssue-basedはディベートの根幹である以上、否定はしませんが、「反論できないこと」を考慮しても公平な基準なのかは吟味する必要があるでしょう。

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