今年はKyushu Debate Open、Macau Tournament of Champions、China BPと3つの国際大会に参加しました。
その中で、ひたすらに海外のトップディベーター(近年/今年の、WUDC CA/DCA、Champion、Best Speaker、Australs CA、Champion等)にジャッジされたり一緒にジャッジしたりした中で、akが重視する傾向にあるなぁと感じたことを書いていきます。
(最近国内の大会に顔を出せていないので、日本でもこのトレンドがあるのかもしれませんし、サンプル数は25位なので十分に優位なのかもわかりませんが、ご参考になれば幸いです。また、これらは「近年」重視されはじめたのか、前からなのか、等のところは分からないというところも断っておきます。ややcontroversialになるかもと思いながらも、議論するきっかけになれば幸いです。何かご質問などあればいつも通り当然どうぞ!)
1. Argumentの強さを測るのはWhy true?とWhy important?の2つのレンズ
こちらのMDGによる有名なビデオにもありますが、基本的にArgumentはこの2軸で評価されます。(この2つの掛け算によりArgumentの強度が決定される)
Why true?というのは、akの解釈では、いわゆるメカニズムと呼ばれるような"how"(なぜ起きるのか)が中心となると思います。これは、モーションに関連性の高い(Relevantな)5W1Hにより「なぜ特定のことが起きるのか」というのを深く説明できるか、だと思っています。(なお、Secondary Mechanismの重要性はこちらの記事で書いています)
Why important?というのは、絶対的Impact/相対的Impact両方になるかと思います。(これも同じくこちらの記事で書いています)なお、所説ありますが、特にPrincipleとしてのWhy important?の説明は特に日本勢は下手な傾向にあるのでは?とある海外ディベーターに指摘されたことがあります(大きな主権とか自由とか、正義とかです。)。
事実、直近のChina BPでも、例えば「OpeningはWhy true?はあったけどWhy important?がなかったよね」だとか、「ClosingってWhy importantが無かったから評価できないよね」というコメントが多々存在しました。
なお、これを日本のSQ, AP, Impactと対比してみると、基本的なフレームとしては悪くないのかもしれません。いわゆるWhy true?はSQ, APの説明にあたるかもしれないので。ただ、昨今盛り上がっているSQ, AP, Impact批判論にあえて乗っかるとすると、Why true?を証明する一手段としてのSQ, APのフレームワークとして位置付けるほうが良いのではないか、と個人的には思っています。
なお、ジャッジをしていると「どんなArgumentであってもこの2軸で判断すればよい」と思えるようになるので、よりシンプルにかつ感覚にあったジャッジができたような気がしており、個人的にもお勧めです。フィードバックでも"Why true?というところは例えばX. Y, Zと証明していたけどWhy important?が抜けていたよね"というほうが、海外ディベーターの納得度も個人的に高くなっているように感じました。
2. Counterfactualとの比較でWhy true?を証明
Counterfactualという言葉が最近流行っています。ジャッジでもよく聞きますし、ディベーターも「OGはCounterfactualがなかった」というようなFailure指摘をするようにも増えてきているように思えます。直近でもMacau Tournament of ChampionsのOW(GF Best Speaker, Champion)は1st ClashをOG's missing counterfactualと明示して笑いもとっていました。
Counterfactualは直訳すると「反事実」となりますが、akの解釈では"what would the world look like in their/our world"的に、「もう一方の世界観」だと思っています。例えば、THS the dominant narrative of Xの場合、「Xがdominant narrativeな世界」のcounterfactualは「そうでない世界」になりますが、それは例えば「Xが1 narrativeとなっている世界」もしくは、「Yがdominant narrativeになっている世界」になり得るかと思います。
これを日本の今までのSQ, AP論に当てはまると、SQのcounterfactualは例えばAPにはなり得ることはあると思います。一方で、毎回そうとは限らない(分かりやすいのはcounterplanがあるとき)ので、万全なフレームワークではないのでしょう。特に、Policy MotionではなくAnalysis Motion (THS, THR,等)のときはさらにそうかもしれません。
なお、China BPのBriefingでもAnalysis Motionでは「We need to describe and justify how an alternative world would look」と言っているので、counterfactualがなぜ起きるのかという説明も必要になる(Why true?の説明は当然必用)ことだけ留意ください。
感覚的ですが、本当に多くのジャッジ陣がRFDでも使うことが増えてきているなぁと思ったりしているので、ディベーターとしてスピーチで使うだけでも「おっ」と思わせられるかと思います。事実、China BPで3日目に大きく点数を伸ばしたThe Kansaiチームは、OFも"counterfactualがない"とスピーチにねじ込んでいたところを見ると、アジャストしたのかもしれません。
さらに日本のコンセプトに近づけて論じると、Oppのcounterfactualでは実際もっと悪くなってしまう、という考えだけを見ると、いわゆるBlack Marketの考え方の構図に近いのかもしれません。
3. Mutual Exclusiveであれば、一気に相手のWhy important?を弱体化
ここ数年流行っている概念の一つはMutual Exclusiveかどうかです。Mutual Exclusivityとは、Gov, Opp 2つのModel/Paradigm/Worldにおいてどちらかだけに排他的に存在するか?と問いかけている概念です。要はGov or Oppだけで起きるのか、Gov, Oppどちらでも同じくらい起きるのかという2パターンあるうちのどっちなのか、もし前者であればArgumentとして重要だし、後者であれば重要性ががくっと下がる、というものです。これは上記のWhy true? important?にのっとると、仮にimportanceもめちゃくちゃ説明していたとしてもnot mutually exclusiveということを証明できれば一気に弱くなる、という位置づけになるかもしれません。
もちろん、どのようにExclusiveになるのか/ならないのかというのはディベーターの説明に依存し、何ならそこが論点になることもある、というような感触を得ました。
日本での示唆ですが、反論の型の一つにIt is not mutually exclusiveという型を入れ込む、というのもアリなんじゃないかなと思っています。
なお、余談ですがあるアジアのトップディベーター曰く、この概念はここ数年のトレンドだとか。でも結構アジアでは前から聞いていたような気もしているし、Tateとかも"non-contentious"という反論も結構打ったりしていたなとも思ったので、もしかしたれあHorizontal思考のトップディベーターの中ではずっと概念としてはあったがそれが定着した、ということなのかもしれません。
2018年10月7日日曜日
2018年9月30日日曜日
BP クロージングのプレパ方法
最近よく質問されることの一つが、BPのクロージングでのプレパの方法です。
もちろん絶対的な答えはないと思いますが、ak流のやり方をご紹介します
1. まずはオープニングと同じようにプレパ
まずは普通に考えます。Spiritってなんだろう、1st Principleのクラッシュってなんだろ、一番強い話はなんだろう、具体的なExampleやAnalogyはないかな、変なスタンスとかってあり得るかな、Necessity/Solvency/Justificationは?などです。いわゆるTop-Down, Bottom-Up, Horizontal は全部バランスよく考えます。
意外とOpeningが普通の強い話を埋めない場合もあります。その場合は普通の話を普通にして勝つスタイルになるかと思います。
2. アイデアの種を幅広に出しておく
これは、deputy以降だと必ずやります。普通の話じゃなさそうな話をあえて意識的に探すのが特徴かもしれません。それは例えば、
-中長期的にどうなるのか?(Secondary Mechanismに近いかもしれません) というのも、だいたい最初のメカニズムは強いチームは言うので。
-他のステークホルダーはいないか?(ある程度MECEに考えることも意識します。男性、女性、子供、貧困層、中間層、富裕層、マイノリティ、企業、政府、、、など、イメージとしてスキャニングしていきます。)
-モーションのワーディングの抜け落ちはないか?例えばなんでsubsidy? なんでaggressiveなど、ワーディングのチェックリストじゃないですが、ユニークネスを考えます。
3. オープニングで話されそうなことの仮説を立てる
これが結構大事かもです。強いラウンドになると、オープニングが普通に話すことは話してきます。つまり、1.は既にカバーされていることが多いです。
そうなると、じゃあどうやって抜くか、を考え始めます。それは例えばオープニングだと特定のクラッシュが水かけになりそうだからそれを超えよう。だとか、オープニングなと確実にこの話はされなさそうだからこの話を準備しよう、だとかになります。2.と組み合わせて確実に抜けられそうなNew ideaが1個でも見つかっていればしめたものだと思っています。
4. ラウンド中は、まずどのチームを倒しにいくかを考える
ラウンドに入ると、オープニングのファーストコンタクトの段階で、まずどこにどう勝とうか考え始めます。例えば自分のオープニングが圧倒的に強い場合は、斜めのオープニングにエンゲージしてもゾンビを倒してるだけで無意味です。逆に斜めが強くそこを対処する、またはオープニングがデッドロックになっていそうでそれを超える、とかもあるかと思います。または、クロージングになるとオープニングをごっそり抜きにかかり、クロージングの横のチームを上回る、というパターンもあります。いわゆるオープニングをBox Outしにかかる魅せ方になるかと思います。
また、試合によっては必死に2位をとりにいく、というのも戦略です。BPは、GF以外は1位になる必要はないのですから。
5. 3チームより上になる理由を考える
最後に、3チームを上回る理由を明示できるとなおよしです。なんであなたのチームはオープニングを超えているのか?横のクロージングを超えているのか、が大事です。もちろんIssue-basedが基本となり、一番クリティカルな論点に答えた、とかもあり得ます。
また、Macau Tournament of Champions 2018 GFでは、COがあえてほかの3チームのFailureをClashにするという面白い戦術を使っていました。1. OG’s missing counterfactual 2. OO’s missing mechanism、などのようなやつです。別にこれが良いというわけではないですが、結局相対的Impactを明示する、というところに尽きるかと思います。
もちろん絶対的な答えはないと思いますが、ak流のやり方をご紹介します
1. まずはオープニングと同じようにプレパ
まずは普通に考えます。Spiritってなんだろう、1st Principleのクラッシュってなんだろ、一番強い話はなんだろう、具体的なExampleやAnalogyはないかな、変なスタンスとかってあり得るかな、Necessity/Solvency/Justificationは?などです。いわゆるTop-Down, Bottom-Up, Horizontal は全部バランスよく考えます。
意外とOpeningが普通の強い話を埋めない場合もあります。その場合は普通の話を普通にして勝つスタイルになるかと思います。
2. アイデアの種を幅広に出しておく
これは、deputy以降だと必ずやります。普通の話じゃなさそうな話をあえて意識的に探すのが特徴かもしれません。それは例えば、
-中長期的にどうなるのか?(Secondary Mechanismに近いかもしれません) というのも、だいたい最初のメカニズムは強いチームは言うので。
-他のステークホルダーはいないか?(ある程度MECEに考えることも意識します。男性、女性、子供、貧困層、中間層、富裕層、マイノリティ、企業、政府、、、など、イメージとしてスキャニングしていきます。)
-モーションのワーディングの抜け落ちはないか?例えばなんでsubsidy? なんでaggressiveなど、ワーディングのチェックリストじゃないですが、ユニークネスを考えます。
3. オープニングで話されそうなことの仮説を立てる
これが結構大事かもです。強いラウンドになると、オープニングが普通に話すことは話してきます。つまり、1.は既にカバーされていることが多いです。
そうなると、じゃあどうやって抜くか、を考え始めます。それは例えばオープニングだと特定のクラッシュが水かけになりそうだからそれを超えよう。だとか、オープニングなと確実にこの話はされなさそうだからこの話を準備しよう、だとかになります。2.と組み合わせて確実に抜けられそうなNew ideaが1個でも見つかっていればしめたものだと思っています。
4. ラウンド中は、まずどのチームを倒しにいくかを考える
ラウンドに入ると、オープニングのファーストコンタクトの段階で、まずどこにどう勝とうか考え始めます。例えば自分のオープニングが圧倒的に強い場合は、斜めのオープニングにエンゲージしてもゾンビを倒してるだけで無意味です。逆に斜めが強くそこを対処する、またはオープニングがデッドロックになっていそうでそれを超える、とかもあるかと思います。または、クロージングになるとオープニングをごっそり抜きにかかり、クロージングの横のチームを上回る、というパターンもあります。いわゆるオープニングをBox Outしにかかる魅せ方になるかと思います。
また、試合によっては必死に2位をとりにいく、というのも戦略です。BPは、GF以外は1位になる必要はないのですから。
5. 3チームより上になる理由を考える
最後に、3チームを上回る理由を明示できるとなおよしです。なんであなたのチームはオープニングを超えているのか?横のクロージングを超えているのか、が大事です。もちろんIssue-basedが基本となり、一番クリティカルな論点に答えた、とかもあり得ます。
また、Macau Tournament of Champions 2018 GFでは、COがあえてほかの3チームのFailureをClashにするという面白い戦術を使っていました。1. OG’s missing counterfactual 2. OO’s missing mechanism、などのようなやつです。別にこれが良いというわけではないですが、結局相対的Impactを明示する、というところに尽きるかと思います。
2018年9月28日金曜日
海外の高校生/初心者向けトレーニング方法に学ぶ
最近、海外で高校生/初心者向けのディベートのトレーニング方法についてよくヒアリングしているのですが、日本と異なる(かもしれない)特徴がいくつかありました。示唆深いのでシェアします。
・まずは"スピーチ"することに慣れるところから
まずは身近なトピックで行う、母語で行う、準備時間を伸ばす、等としてスピーチをするところから始めることが多いようです。
いきなり7分に向けて話させる、という練習方法も私のときはあったりしましたが、おそらく人によるんでしょうね・・・
・"分析"とは何かを最初に抑える
海外ではArgument(立論)をWhy true? Why important?の2つで構成していると教えていることが多いようです。(特にヨーロッパでは)。
日本で言うと前者がメカニズム、後者がインポータンス、インパクトとかと教わることが多い気がしています。AREAという型もここで
そしてそれらは、何度もWhy? How?を繰り返していく訓練になるらしく、「こうだと思う、理由はこうだ」「じゃあそれはなんで?」「こうだ」「それはなんで?」という風に対話を繰り返していくようです。
また、面白かったのはある国ではあえて「Example」はなし、という縛りをすることもあるようです。曰く、「Exampleだと逃げてしまう」とのことです。
日本のチームはよく「アイデアは良いが分析が浅い」と言われますが、
これはもしかしたらAREAの型は教える一方で、Rをひたすら深めていく、というところが足りないからかもしれません。例えば、Secondary Mechanismが弱い傾向にあるのは、私も以前この記事で指摘している通りです。
・早い段階で多くのMotionの種類に触れさせる
これは2つ意味があり、①Policy Motionに限らず、Analysis Motion (THBT, THR THS等)と、Actor Motion (TH, as X,...)にも早い段階から触れること、②テーマとしても色々多岐にわたらせること、がポイントのようです。
特に前段の"分析"とは何か、というところが分かっているので、それは普遍的にPolicyだろうが、Analysisだろうが、Actorだろうができるんだろうな~と思いました。
(日本だと、Policy Motion-heavyになっている大学もあると聞いたので、示唆かもしれません)
・反論でも最初から幅広に型を教える
日本だと昔ICUがメソッドにしていた5つの反論の型等もあったかと思いますが、
基本的にはArgumentの構成要素(Mechanism, Importance等)に対応する形で教えることに加え、
高校生の早い段階からEven ifの話をするようです。Argumentに対する反論をDirect Refutationだとすると、Even ifというのはIndirect Refutationだと呼んでいる国もありました。
(日本だと、Rに対するMechanisticな反論は教わる一方、
counterproductive, not mutually exclusive, even ifのようなバラエティを教えるのが少し遅い傾向にある、とヒアリングで聞きました)
ご参考になれば幸いです!
・まずは"スピーチ"することに慣れるところから
まずは身近なトピックで行う、母語で行う、準備時間を伸ばす、等としてスピーチをするところから始めることが多いようです。
いきなり7分に向けて話させる、という練習方法も私のときはあったりしましたが、おそらく人によるんでしょうね・・・
・"分析"とは何かを最初に抑える
海外ではArgument(立論)をWhy true? Why important?の2つで構成していると教えていることが多いようです。(特にヨーロッパでは)。
日本で言うと前者がメカニズム、後者がインポータンス、インパクトとかと教わることが多い気がしています。AREAという型もここで
そしてそれらは、何度もWhy? How?を繰り返していく訓練になるらしく、「こうだと思う、理由はこうだ」「じゃあそれはなんで?」「こうだ」「それはなんで?」という風に対話を繰り返していくようです。
また、面白かったのはある国ではあえて「Example」はなし、という縛りをすることもあるようです。曰く、「Exampleだと逃げてしまう」とのことです。
日本のチームはよく「アイデアは良いが分析が浅い」と言われますが、
これはもしかしたらAREAの型は教える一方で、Rをひたすら深めていく、というところが足りないからかもしれません。例えば、Secondary Mechanismが弱い傾向にあるのは、私も以前この記事で指摘している通りです。
・早い段階で多くのMotionの種類に触れさせる
これは2つ意味があり、①Policy Motionに限らず、Analysis Motion (THBT, THR THS等)と、Actor Motion (TH, as X,...)にも早い段階から触れること、②テーマとしても色々多岐にわたらせること、がポイントのようです。
特に前段の"分析"とは何か、というところが分かっているので、それは普遍的にPolicyだろうが、Analysisだろうが、Actorだろうができるんだろうな~と思いました。
(日本だと、Policy Motion-heavyになっている大学もあると聞いたので、示唆かもしれません)
・反論でも最初から幅広に型を教える
日本だと昔ICUがメソッドにしていた5つの反論の型等もあったかと思いますが、
基本的にはArgumentの構成要素(Mechanism, Importance等)に対応する形で教えることに加え、
高校生の早い段階からEven ifの話をするようです。Argumentに対する反論をDirect Refutationだとすると、Even ifというのはIndirect Refutationだと呼んでいる国もありました。
(日本だと、Rに対するMechanisticな反論は教わる一方、
counterproductive, not mutually exclusive, even ifのようなバラエティを教えるのが少し遅い傾向にある、とヒアリングで聞きました)
ご参考になれば幸いです!
2018年9月3日月曜日
ジャッジのコツ ディベーターの話が理解できないあなたに
ジャッジは難しいですが面白いですし、やりがいもあります。そして何より、ジャッジの存在はディベート界において不可欠です。
かなり前のことですが、Golden Cupに参加した時や、また最近ディベートの初心者の方に対してジャッジのやり方をお話させて頂くことがあります。その際にまず最初に躓くのが「ディベーターの話を理解するところ」になります。「ディベーターが何を言っているのか理解することができませんでした…」という相談を受けることがあります。
これは、①英語力、②最低限の前提知識、③整理(構造化)のどれかがボトルネックになっていることが多いです。
①英語力
①英語力というのは、文字通りとなります。これも解像度をあげて考えると、例えば所謂「1-2年生の海外経験の無い人の話を聞けない」というものなのか「ネイティブの人の話を聞けない」なのかによって処方箋が変わってくるかと思います。前者であればpremitiveではありますが、文法であったり幾つかの単語力というところが良いかもしれません。
個人的には単語力の向上をお勧めすることが多いです。日本語が苦手な方のお話も、いくつかの単語を並べられるとなんとなくわかる、という経験って多いですよね。おすすめブックリスト50にも書きましたが、TOEFL 3800とかはおすすめです。ここでのランク2まで抑えておくとなんとなくは話は分かりますし、ランク3まで行けると大体困りません。後は英語力の向上方法の記事もご覧ください。
また、発音の問題であれば、結構耳で慣らしにいくのも重要です。よくイギリス発音が聞きづらい、というようなこともあるようで、友人はイギリス系のディベーターの音源を聞きまくっていたと言います。
②最低限の前提知識
②の最低限の前提知識、というのは、①ともかなり関わりますがそのトピックごとによくでるコンセプトやアクター等となります。5日間の記事でも書きましたが、1st Principleのような話もありますし、例えばCriminal Justiceであれば、Retribution, Deterrence, Isolation, Rehabilitationというようなコンセプト、lawyer, victim, perpetrator, prosecutor, judge, juryのようなアクターなどは抑えておきたいところです。Economyであれば、negative externalities (負の外部性)、information asymmetry(情報の非対称性)のようなコンセプトや、shareholder, investor, employee, employer, labor unionのようなアクターは知っておきたいところかと思います。ショートカットしたいのであれば幾つかの有名音源をさらっと聞くということでもいいですし、入門書的なものを英語とセットで一気に読んでしまうのもお勧めです。
とはいえ、15分-30分じゃあたふたしちゃいますよね。こういう時は賛否両論ありますが、ACであったり、他のジャッジの人と話をしてみたり、オンラインで少し議論を調べるような人もいるようです。あくまで最低限の前提知識の理解のためであり、その後のバイアスにはならないようには注意が必要ですが。
③話の整理・構造化
③の整理・構造化というのは実はあまり教えられることがないかと思います。結局ディベーターは15分-30分の準備時間しかないため、話がごちゃごちゃしてしまうことがあります。それらをうまくジャッジとして整理することは介入ではなく裁量ですが、これはどういうことでしょうか。例えば、
・ディベーターが伝えようとしていたキーメッセージを要約する(AREAで言う、Aの要約)
(結局Argumentはこういう話だった、だとかCase(Argument/Refutation等を全て含んだ、イイタイコト)はこういう話だった、ということ) →特にボトムアップ型のディベーターの人は苦手な傾向にあります。
・キーメッセージの理由を整理する(AREAで言う、Rを整理)
(理由を4つあると言っていたが、実は結局2つめと3つめはほぼ同じことだった、等)
のようなことがあります。
人によっては図解することや絵でかくことで話を整理する場合もあります。
この整理・構造化は難しいので改めて詳細は別途どこかで話すかと思いますが、
すぐできるTipsとしてのポイントは2つあります。
(1) 「結局この話って何だった?」「Argumentを一言で言うと何だった?」と自分で問いかけること(ラウンド中に何度も聞きます。特にスピーチとスピーチの間)
(2) メモをとる紙とは別に、ラウンドの全体像が分かる紙を準備。(akの場合は、各スピーカーのフローをとる紙と、まとめる用の紙をわけています)そちらでは、たとえばPMが何を言ったのか、LOが何を言ったのか、等を書いていたり、BPであればチームとして何を言っていたかというキーワードを複数書いてあります。deterrence!とか、rehabilitation!とかそういうレベルだったりします。クリティカルな反論とかが来た場合はそれもNot mutually exclusive!のように書くこともあります。ポイントは「大きな流れ」を常に見える化することです。
いかがでしたでしょうか。ディベーターの話が理解できない方がよく陥りがちな3つのパターンに分けて紹介してみました。どれもすぐ出来るようになるものではないですが、いくつかTipsも書いてみたのでぜひ実践してみてください!
ーーー
主要記事まとめはこちら
※ ジャッジの部分では、よくあるディベーターからの疑問の解消法や、BPのジャッジのコツ等も書かれているのでぜひあわせてご覧ください
かなり前のことですが、Golden Cupに参加した時や、また最近ディベートの初心者の方に対してジャッジのやり方をお話させて頂くことがあります。その際にまず最初に躓くのが「ディベーターの話を理解するところ」になります。「ディベーターが何を言っているのか理解することができませんでした…」という相談を受けることがあります。
これは、①英語力、②最低限の前提知識、③整理(構造化)のどれかがボトルネックになっていることが多いです。
①英語力
①英語力というのは、文字通りとなります。これも解像度をあげて考えると、例えば所謂「1-2年生の海外経験の無い人の話を聞けない」というものなのか「ネイティブの人の話を聞けない」なのかによって処方箋が変わってくるかと思います。前者であればpremitiveではありますが、文法であったり幾つかの単語力というところが良いかもしれません。
個人的には単語力の向上をお勧めすることが多いです。日本語が苦手な方のお話も、いくつかの単語を並べられるとなんとなくわかる、という経験って多いですよね。おすすめブックリスト50にも書きましたが、TOEFL 3800とかはおすすめです。ここでのランク2まで抑えておくとなんとなくは話は分かりますし、ランク3まで行けると大体困りません。後は英語力の向上方法の記事もご覧ください。
また、発音の問題であれば、結構耳で慣らしにいくのも重要です。よくイギリス発音が聞きづらい、というようなこともあるようで、友人はイギリス系のディベーターの音源を聞きまくっていたと言います。
②最低限の前提知識
②の最低限の前提知識、というのは、①ともかなり関わりますがそのトピックごとによくでるコンセプトやアクター等となります。5日間の記事でも書きましたが、1st Principleのような話もありますし、例えばCriminal Justiceであれば、Retribution, Deterrence, Isolation, Rehabilitationというようなコンセプト、lawyer, victim, perpetrator, prosecutor, judge, juryのようなアクターなどは抑えておきたいところです。Economyであれば、negative externalities (負の外部性)、information asymmetry(情報の非対称性)のようなコンセプトや、shareholder, investor, employee, employer, labor unionのようなアクターは知っておきたいところかと思います。ショートカットしたいのであれば幾つかの有名音源をさらっと聞くということでもいいですし、入門書的なものを英語とセットで一気に読んでしまうのもお勧めです。
とはいえ、15分-30分じゃあたふたしちゃいますよね。こういう時は賛否両論ありますが、ACであったり、他のジャッジの人と話をしてみたり、オンラインで少し議論を調べるような人もいるようです。あくまで最低限の前提知識の理解のためであり、その後のバイアスにはならないようには注意が必要ですが。
③話の整理・構造化
③の整理・構造化というのは実はあまり教えられることがないかと思います。結局ディベーターは15分-30分の準備時間しかないため、話がごちゃごちゃしてしまうことがあります。それらをうまくジャッジとして整理することは介入ではなく裁量ですが、これはどういうことでしょうか。例えば、
・ディベーターが伝えようとしていたキーメッセージを要約する(AREAで言う、Aの要約)
(結局Argumentはこういう話だった、だとかCase(Argument/Refutation等を全て含んだ、イイタイコト)はこういう話だった、ということ) →特にボトムアップ型のディベーターの人は苦手な傾向にあります。
・キーメッセージの理由を整理する(AREAで言う、Rを整理)
(理由を4つあると言っていたが、実は結局2つめと3つめはほぼ同じことだった、等)
のようなことがあります。
人によっては図解することや絵でかくことで話を整理する場合もあります。
この整理・構造化は難しいので改めて詳細は別途どこかで話すかと思いますが、
すぐできるTipsとしてのポイントは2つあります。
(1) 「結局この話って何だった?」「Argumentを一言で言うと何だった?」と自分で問いかけること(ラウンド中に何度も聞きます。特にスピーチとスピーチの間)
(2) メモをとる紙とは別に、ラウンドの全体像が分かる紙を準備。(akの場合は、各スピーカーのフローをとる紙と、まとめる用の紙をわけています)そちらでは、たとえばPMが何を言ったのか、LOが何を言ったのか、等を書いていたり、BPであればチームとして何を言っていたかというキーワードを複数書いてあります。deterrence!とか、rehabilitation!とかそういうレベルだったりします。クリティカルな反論とかが来た場合はそれもNot mutually exclusive!のように書くこともあります。ポイントは「大きな流れ」を常に見える化することです。
いかがでしたでしょうか。ディベーターの話が理解できない方がよく陥りがちな3つのパターンに分けて紹介してみました。どれもすぐ出来るようになるものではないですが、いくつかTipsも書いてみたのでぜひ実践してみてください!
ーーー
主要記事まとめはこちら
※ ジャッジの部分では、よくあるディベーターからの疑問の解消法や、BPのジャッジのコツ等も書かれているのでぜひあわせてご覧ください
2018年8月4日土曜日
Do not reinvent the wheel!
最近、上級生の人に教育関係のお話をさせて頂く際に、
"Do not reinvent the wheel!"とお話させて頂いております。
Wikipediaによると下記の意味です。
例えばPrincipleに関して、特定の専門性(法律、経済、IR)、戦術(BPのClosingでの勝ち方)等に関しては、コミュニティを見ていると残念ながらReinvent the wheelが起きているような気がします。
逆にReinvent the wheelをしていない例は、いわゆる基本ルールに加え、AREA、Triple Aをはじめとした、1年生向けのベーシック・ディベート・スキルだと思います。
"Do not reinvent the wheel!"とお話させて頂いております。
Wikipediaによると下記の意味です。
車輪の再発明(しゃりんのさいはつめい、英: reinventing the wheel)は、車輪を題材にした慣用句であり、世界中で使われている。「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること」を意味する。すなわち、実は簡単に学べることがあるにもかかわらず、それを苦労して学んでいる構図があるのではないでしょうか、と思っています。
例えばPrincipleに関して、特定の専門性(法律、経済、IR)、戦術(BPのClosingでの勝ち方)等に関しては、コミュニティを見ていると残念ながらReinvent the wheelが起きているような気がします。
逆にReinvent the wheelをしていない例は、いわゆる基本ルールに加え、AREA、Triple Aをはじめとした、1年生向けのベーシック・ディベート・スキルだと思います。
これは何もあなたのせいというわけではなく、日本ディベート界が持つ構造的な問題なのかもしれません。例えば、3年生で就職活動などをはじめとして一回ディベートから離れてしまうため指導者不足に陥ってしまうことはどの地域でもあるかと思います。ディベート・コーチというロールが(一部の大学が過去に行っていたことはありますが)あまり浸透していないこともあるかと思います。Pro-Amのように上級生-下級生が組む大会があまりないというのもあるかもしれません。また、全体的な運営体制が1年で引継ぎというところで、引継ぎの断絶が起きていることもあり得ます。
抽象化して、一般論としてReinvent the wheelをしないためには暗黙知を形式知化しアクセシブルにすること、もしくは暗黙知を継承できる制度になるかと思います。
>部の運営者の皆様
前者は、いわゆるレクチャー資料づくり、勉強会、資料共有等になるかと思いますが、例えばそれを部の単位でいうとIntelligence機能の具備もありますが、実は「レクチャー/エジュケのノウハウシェア」というところが抜け落ちている気がします。「レクチャーのレクチャー」とかが増えるといいのかもしれませんね。
現役の頃からを合わせると、10校以上に対してエジュケ等の相談を受けましたが、どうやら継続的にはないようです。昔はIXIAという部長会でインフォーマルで行われていた、ということも聞きますが。あと、UTでは伝統的に上級生が春合宿でレクチャラーを務めるような制度になっています。
あとは意外にも、「どこにどういうソースがあるかわからない」という情報の一元管理不足ということも根深いかもしれません。いわゆるディベートを熱狂的に行っている人はJPDUのセミナー資料も全部読んでいますし、ありがたいことに本ディベート自由帳も全部読んでくださっています。また、海外レクチャー系もEUDCも含め見ています。でもそうでないと、そもそも知らない…ということも大きいようです。
後者でいうと、コーチ制等があるかと思います。昔はUTでも例えばBP Noviceに向けて上級生が下級生に教える(最近だと道場という形で続いている模様)とかがあり、AGU等でも取り入れられていたと聞きます。海外ですと、Pro-Amが結構あるみたいで増えたらいいなぁと思っています。ただこれはちょっと留意が必要で、例えば社会人になると正直直前のドタキャンリスクがあっていつも申し訳ないという構図もあったりするので、それが解消されると(オーストラリアだと飛び入り参加とかもできるとか?)さらに嬉しいなと思ったりもします。
>レクチャー担当者の皆様
また、レクチャー担当の個人となると、まずは「類似資料をあさる」「他のレクチャー経験者に話を聞く」というようなところからスタートするといいかと思います。
akもUTでおそらく5年以上にわたって使われたエジュケ資料をつくるにあたっては、先輩のエジュケ資料を全部もらいました。JPDUの資料は全部読みました。Principleの今は有名となったTriple Aの型も先輩とディスカッションしたこともあります。
また、もし可能であればそういったレクチャー資料の公開等も行っていくとよいかと思います。どんな人にとっても「公共財」になるというところがあるといいなと思いディベート自由帳もスタートしているので、もしこのパッションに共感頂いたらぜひ。
Do not reinvent the wheel!
2018年6月25日月曜日
ディベートを辞めたくなったあなたに4つの問いかけ
他の部活と同様、ディベートを辞めたくなる時ってあると思います。特に、ディベートは辛い時期があります。
ak_debateもそうです。特に全然伸びずに自分はディベートが向いていないんだなと日々思ったときは何度もありました。他のサークル活動と比較したこともありました。"引退"として、9ヵ月間一切ディベートの大会やイベントに出なかったこともありました。
ディベートを辞めたくなる理由は人によりますが、結論として辞めるのもありですし、距離を置くのもありですし、またはがむしゃらに再スタートするのもありだと思います。私は以下のような4つの問いかけをさせて頂くことが多いです。
1.改めて、今ディベートを辞めたい理由って何なんだろう?
まず、ここの言語化はかなりつらい部分もあると思います。感情の吐露にもなることが多く、akも過去に紙にがーーーっと書き殴ったりして無理やり思考を言語化したり、多くの先輩を捕まえては愚痴を聞いてもらったりしたこともあります。
これを考える上では、いつごろから辛くなったのか、もやもやしたのか、そのきっかけは、等を考えることが多いです。そしてそれはなぜか、というのをWhyを繰り返しながら考えていきます。
その結果として、辞めたい理由を分類します。例えばそれがディベートの競技に起因するものなのか、コミュニティに起因するものなのか、もしくは一時的なのか恒常的なのかなどが分かってくるかと思います。これが例えば結構競技・コミュニティ両方にまたがり、恒常的なのであればもしかしたら辞めるという選択肢が現実的になってくるかもしれません。
そしてその原因を考えます。例えば競技だとしたら何でうまくならないのか、のようなことを考えるわけです。その結果として原因が自分でどうしようもないものとどうにかしようのあるものにも分かれてくるかと思います。自分でどうにかできそうだったらそれを解消する、とかになるかもしれませんし、逆にどうしても解決できないとかであれば諦めるとかかもしれません。
2.ディベートをやりたいと思ったきっかけって何なんだろう?やりたいと思った瞬間は何だろう?
ディベートを始めたきっかけって人それぞれだと思います。また、やり続けようと思った理由もそれぞれだと思います。どういうところが楽しいと思ったり、感動したり、心が動いたりしたのでしょうか?
これも、競技やコミュニティの話になるかと思います。akの場合は先輩が色々なアイデアをポンポン出せることに感動していたり、英語力を維持したいなと思ったりしていたのが最初で、それが徐々に人の成長に寄り添える喜びなどに代わっていきました。特にakゼミ等のコーチを通じてそれを感じました。理不尽さ、不条理さをなくしたいという自分のミッションにミートする部分が多いと思ったのもあると思います。最近は色々アカデミックな面やディベート初心者向けへのチャレンジ環境も魅力的ですし、OBOG会をはじめとした組織運営も非常に楽しいです。それら関係なしにかけがないの無い友人が属しているというのも大きいかと。
3.例えば、これから1年、2年とディベートを続けたとするとどういう未来が待っているのだろうか?自分は将来どうありたいのか?
この問いも重要です。時間は有限のため全部やることはできません。どうしても何かしらの優先順位もつけないといけなくなります。
個人的な所感ですが、競技ディベーターとしてトップを目指してコミットすることはその分かなりの時間的投資を要することにはなるかと思っています。何ならコスパが悪いと評している人もいます。思考力・知識・プレゼン力を上げていく必要性がありますし、当然これはコミュニティが成熟すればするほど相対的に満たさないといけない水準もあがっていきます(=競争は激化します)。もちろん例えばそれがそういう優勝というような結果ではなく、あくまで自分のディベート力を身に着けたいというような教育的意義であれば、その目標が達成されるまでかもしれません。
ちなみにakは社会人1年目はディベートを"引退"していました。その最大の理由は、私がそんなに器用な人間ではないということと、自分の将来である理不尽さや不条理さを解決したいというミッションに照らし合わせたときに、明確に職業上得られるスキルをつけることが優先順位として高くなるからです。いくらディベートと社会人スキルの一部が重なるとはいえ、未知のスキルのほうが多い中、新しいスキルを身に着けるというのはかなりチャレンジングでcomfort zoneからも抜けないといけません。うまくバランスをとれる人ならともかく、ある種、やり方もわかっているディベートに行くことをakの場合"逃げ道"としてしまうことがありそうだと私の場合は判断し、あえて"引退"にしたわけです。(もちろんもっと器用な人とかはうまくできるでしょうし、これは決して社会人ディベーターを批判している意図では当然ありません)。今は改めて足りないスキルを訓練したり、またはコミュニティビルディングやディベート普及、教育や研究等別の理由があるため"比較的"適度な距離感をもってディベートに携われるようになりましたが、最初からやっていたらできなかったと思います。
他にも、学生時代から院の研究が忙しい時期、就職活動の時期などはあまりディベートしませんでした。あとはその意思決定はしませんでしたが、他のサークルに入る、だとかをしていたとしたら(ちなみに2年くらいまで2つくらいサークルはやっていましたし、イベントとかはM1とかでも私は出ていました)さらに競技の優先順位は下がっていたかと思います。ディベート以外のコミュニティや活動も当然魅力的なので。
ネガティブなことをかなり書きましたが、もちろん一方で、ディベートで継続的に得られる短い時間での思考力や、勝つために必死に得られる知識、人を説得するという汎用的なスキルが身についていく様や、それ以上にコミュニティのあったかさなどはとても魅力のため、そこに居続けるという未来もわくわくするものでもあるとは思っています。
4.これらの結果、ディベートとどう向き合うか?
以上の3つの問いに答えると、おのずと今後どうするかというオプションが見えてきます。それは例えば下記のようなパターンになり得るかと思います。
・ディベートに起因しないような一時的な悩みだったのでとりあえずまた明日からがむしゃらに頑張る
・ディベートに起因する問題であり、それを解決できるようにする(例:XXの観点から伸び悩んでいたのでそれを伸ばすためにYYをする)
・しばらくディベートをやった結果の燃えつき症候群だったのでしばらくディベートから距離を置く
・他のやりたいことがあるのでしばらくはそちらを優先する
・ディベートをきっぱりやめて、別のことにコミットする
私自身、この4つの問いは定期的に考えます。どのような選択肢を選ぶのかも、あなた次第だとは思います。ただ、この4つの問いを考えてみると、思考が一歩前進するかもしれません。
2018年6月22日金曜日
大会直前の準備方法
大会直前って不安ですよね。最後の2-3日にak_debateが何をやっているのか、4点ご紹介します。
その1:
「大会中に意識すること」を書きだすリストを最終化します。これは「イントロを短くする」「Intuitiveなイラストをする」とかが5個くらい並んでます。大会中には必ずプレパ用バインダーの一番下のページにおいて、何度も見返しています。
その2:
今までのラウンドの復習をします。やった練習を思い出して、こういうこと言えたなぁというディベート各論的なことであったり(ディベートノートを更新する)、スキル的にこういうことがうまくなったなーとか学びを棚下すイメージです。新しいことよりも定着重視です。新しいことをやり始めちゃうとなかなか一気に習得できないんで。
その3:
自分のディベートの調子を最大限に高める工夫をします。ディベート10年目でもいまだにやっているのは、自分がお手本にしている、こういうスピーチをしたいなという有名音源を聞いてイメトレしたり、調子が良かった時の自分を聞いてモチベートしています。仮に直前で調子が悪かったとしても、寝て切り替えるくらいの勢いです。
その4:
そして最後に、身体的なコンディションを整えることを最優先します。結局持っているスキル・やる気がいくら高くても体調が悪いと元も子もないので、ゆーっくりお風呂に入って、好きな音楽(僕の場合いきものがかりとか)聞いてリラックスします。
少しでも参考になれば幸いです。Good luck!
その1:
「大会中に意識すること」を書きだすリストを最終化します。これは「イントロを短くする」「Intuitiveなイラストをする」とかが5個くらい並んでます。大会中には必ずプレパ用バインダーの一番下のページにおいて、何度も見返しています。
その2:
今までのラウンドの復習をします。やった練習を思い出して、こういうこと言えたなぁというディベート各論的なことであったり(ディベートノートを更新する)、スキル的にこういうことがうまくなったなーとか学びを棚下すイメージです。新しいことよりも定着重視です。新しいことをやり始めちゃうとなかなか一気に習得できないんで。
その3:
自分のディベートの調子を最大限に高める工夫をします。ディベート10年目でもいまだにやっているのは、自分がお手本にしている、こういうスピーチをしたいなという有名音源を聞いてイメトレしたり、調子が良かった時の自分を聞いてモチベートしています。仮に直前で調子が悪かったとしても、寝て切り替えるくらいの勢いです。
その4:
そして最後に、身体的なコンディションを整えることを最優先します。結局持っているスキル・やる気がいくら高くても体調が悪いと元も子もないので、ゆーっくりお風呂に入って、好きな音楽(僕の場合いきものがかりとか)聞いてリラックスします。
少しでも参考になれば幸いです。Good luck!
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